生後100日前後に赤ちゃんの健やかな成長を願って行われるのが、「お食い初め」。
地域によっては「100日祝い」や「百日祝い(ももかいわい)」「箸そろえ」「箸初め」「歯固め」と呼ばれています。
このお食い初めは平安時代から始まり「一生食べることに困らないように」と、赤ちゃんの健康と成長を願った伝統ある行事と言われています。
お食い初めのお祝い膳のメニューは「一汁三菜」で
・尾頭付きの鯛(めでたいことから鯛の塩焼きが定番)
・赤飯(地域によっては白米のところもあります)
・はまぐりのお吸い物(元々の貝殻としか上下が合わないことから良き伴侶に恵まれるように)
・煮物(旬の野菜を使った煮物)
・香の物(お祝いの席なので紅白なますが定番)
が並びます。
そこに「歯固め石」といって丈夫な歯が生えますようにと願いを込めた石を一つお膳に並べます。
今回は、お食い初めの順番を間違えた!間違えた時の対処法について
・お食い初めの正しい順番は?
・お食い初めの順番には意味があるの?
・お食い初めの順番を間違えた時の対処法
についてまとめましたのでご紹介します。
お食い初めの正しい順番は?
いざ、お食い初め!!となっても正しい順番がわからないとどうしていいものか困りますよね。
ここでは、簡単にお食い初めの正しい順番をごしょうかいします。
・「養い親」を決める
・食べさせる順番
・歯固めの儀式をする
「養い親」を決める
「養い親」とは赤ちゃんにお食い初めのお膳を食べさせる人のことを言います。
昔は、お食い初めに招待した方の中から1番の長寿の方にお願いする形がとられていましたが、近年では祖父母が行うことが多いと言われています。
もちろんパパ・ママでも大丈夫です♪
男の子なら男の人が、女の子なら女の人が「養い親」をおこないます。
「養い親」は「祝い箸」を使って赤ちゃんの口に食べ物を運び、食べさせる真似事をします。
食べさせる順番
1,ご飯(お赤飯)
2,お吸い物
3,ご飯(お赤飯)
4,焼き魚(尾頭付きの鯛)
5,ごはん(お赤飯)
6,煮物
7,ご飯(お赤飯)
8,香の物
9,ご飯(お赤飯)
10、お吸い物
この順番を3回繰り返し赤ちゃんの口に食べ物を運び、食べさせる真似事をします。
歯固めの儀式をする
食べさせる真似事を3回繰り返したら「歯固めの石」に祝い箸をつけて「丈夫な歯が生えますように」と願いを込めて赤ちゃんの口に軽くふれます。
赤ちゃんが嫌がるようなら、無理に3回も繰り返す必要はありません。
赤ちゃん優先ですすめましょう。
お箸を口に運ぶ際は優しく運んでくださいね♪
お食い初めの順番には意味があるの?
お食い初めの順番は基本的な順番はありますが、地域によってもその順番はことなります。
また、基本とされる食べる順番にも所説あり、はっきりとしたことは決まっていないといわれています。
あまりお食い初めの手順などに神経質になりすぎず赤ちゃん優先でおこないましょう。
お食い初めの順番を間違えた時の対処法
地域によっても順番はことなりますし、赤ちゃんの機嫌によってもかわってきますよね。
大切なのは赤ちゃんが100日元気に過ごせたということをお祝いする気持ちです♪
もし、順番を間違えても大丈夫です!!
やり直しても大丈夫ですし、そのまま続行しても何の問題もありません。
赤ちゃんの機嫌が悪ければ3回繰り返す必要もありません。
赤ちゃんの体調や機嫌を第一に考えて優先してあげてください♪
その場にいる大人みんなで助け合いながらお祝いをしましょう。
まとめ
今回は、お食い初めの正しい順番や、間違えた時の対処法についてご紹介しました。
お食い初めは食材にも意味や願いがこめられています。
あまり枠にとらわれすぎず、なにより赤ちゃんの健やかな成長を願って心を込めて行うことが大切です♪
今回の記事が快適な生活を送るお手伝いになれたら幸いです。
最後までお読み頂き有難うございました。