新学期が始まると、教師による家庭訪問が行われます。
子供の成長について教師から話を聞くのは有意義ですが、親にとっては、「訪問時のマナーはどうすればいいのだろう?」と悩むことも多いですね。
最近では、「玄関で手短に面談を済ませる」という方法が普通になっています。
学校から「訪問は玄関で行うように」と指示が出ることもありますが、それにしても、「本当にリビングに案内しなくても大丈夫?玄関が狭いけどどうしよう?お茶やお菓子を出した方がいいの?」と、色々と悩むことは尽きません。
そんなわけで、今回は「教師の家庭訪問におけるマナー」について、さまざまな情報をお届けします。
小学校や中学校だけでなく、幼稚園や保育園でも家庭訪問がある方は、是非参考にしてください。
家庭訪問、受け入れは玄関?それともリビング?
家庭訪問の場所は、学校や教師の方針によって異なります。
例えば、訪問先が多い教師は、「時間節約のため、玄関での対応を希望する」との考えを持つことがあります。
一方で、他の教師は、「子供の生活環境を見ておきたい」と考え、リビングでの面談を望むこともあります。
これにより、教師の訪問時の対応は異なる場合があります。
最近では、特に「玄関での面談」を選ぶ学校が多くなっています。
では、「実際に教師が来た際にはどう対応すればいいのか?」という疑問に対して、まずは「中へどうぞ」と声をかけてみるのが良いでしょう。
しかし、教師が「玄関で十分です」と返答した場合は、無理にリビングに案内する必要はありません。
現在、多くの学校で「玄関での面談」が標準となっており、事前にそのような指示があった場合は、そのまま玄関で対応すれば問題ありません。
ただし、中には「子供部屋を見せてほしい」という教師もいるため、リビングや子供部屋の軽い掃除をしておくと安心です。
また、「リビングが散らかっていて掃除が面倒」と感じる場合は、わざわざリビングに案内する必要はなく、そのまま玄関で面談を行っても大丈夫です。
教師は通常、招かれていない家の中には入らないため、リビングに案内しなかったからといって家庭の印象が悪くなることはありませんので、心配無用です。
家庭訪問での玄関先対応、座布団は必要?
玄関先での家庭訪問を考える際、先生に床に座ってもらうのは何となく気がひけますよね。
そのため、「座布団を一枚用意すること」がおすすめです。
ただし、もし先生が室内に入ることを好むタイプであれば、最初から座布団を玄関に出しておくのは適切ではないでしょう。
座布団は目立たない所に用意しておき、玄関での面談が決まったらさりげなく出すのがマナーです。
座布団の種類に関しては、どんなものでも構いません。
座布団がない場合は、100円ショップで一枚買っておくのもいいでしょう。
最近の100円ショップでは、オシャレな座布団も見つかりますし、次年度の家庭訪問にも使えますから、一枚持っていると便利です。
また、玄関に段差がある場合、折りたたみ式の椅子を用意する家庭もあります。
これは個人の好みによりますので、適宜準備しておくと良いでしょう。
アパートやマンションの狭い玄関での家庭訪問はどうすればいい?
アパートやマンションで玄関が狭く、先生に座るスペースがない場合もありますよね。
そのような状況では、「立ち話での対応でも大丈夫」です。
家庭訪問の時間は大体10分程度なので、そのぐらいなら立ったまま話しても問題ありません。
実際に、立って家庭訪問を終えたという知人も何人かいますので、心配する必要はありません。
家庭訪問での玄関先対応、お茶やお菓子はどうする?
家庭訪問を玄関先で行う場合、多くの人が迷うのが「お茶やお菓子を出すべきかどうか」です。
リビングなら普通におもてなしをしますが、玄関だと少し違和感があるかもしれません。
特に、「お茶を出すのはマナー違反にならないか」という心配もあるでしょう。
個人的には、玄関先であっても、
・ペットボトルのお茶
・個包装されたお菓子2~3個
ぐらいは準備すると良いと思います。
先生には気軽に「どうぞ」と伝えて、食べたいかどうかは先生に任せます。
無理に食べさせることはありません。
もし帰りがけにお菓子が残っていたら、「持って帰っていただいても構いません」と軽く声をかけますが、断られたらそれ以上はしつこくしません。
一部の学校では、「家庭訪問は玄関で行い、お茶やお菓子の提供は不要」と指示している場合もありますので、その場合は出さないことになります。
まとめ
家庭訪問は、子供のことを先生と話し合うためのものですから、リビングでも玄関でも場所は問いません。
先生は家庭訪問の場所や座布団の有無、お茶やお菓子の提供で家庭を比較したり、子供に不利益を与えたりすることはありません。
そのため、マナーについては過度に心配する必要はなく、むしろ「先生に子供のことでどんなことを聞くか」を考えることの方が大切です。
今回の記事が快適な生活を送るお手伝いになれたら幸いです。
最後までお読み頂き有難うございました。