友人への寒中見舞いハガキをどのように書けばいいのでしょうか?
普段は仲が良いのに、書くときに堅苦しすぎると違和感があるかもしれません。
そういう状況はよくあるものです。
もう少しリラックスした、かしこまらないスタイルで書きたいと思っている方も多いでしょう。
そんなあなたのために、友人宛ての寒中見舞いハガキのカジュアルな書き方をいくつか提案しましょう。
寒中見舞いを送る理由とタイミングとは
寒中見舞いハガキを送る適切なタイミングは以下のような場合です。
・冬の寒さが最も厳しい時期にする挨拶
・相手が喪中と知らずに年賀状を送ってきた場合の返信
・相手が喪中で年賀状を送らなかった場合の新年の挨拶
・年賀状を松の内の期間中に送れなかった際の挨拶
(松の内の期間とは:関東、東北、九州地方などは1月7日まで、関西地方は1月15日(小正月)までとする場合が多いです。)
・年賀状の返信を松の内の期限までに送れなかった場合の挨拶
・受け取った寒中見舞いへの返信
本記事では、特に冬の挨拶や年賀状に対するお礼の文例に焦点を当てています。
最初に、寒中見舞いハガキの基本的な構成を確認しましょう。
どのような内容を書くのが良いのかを下記に紹介します。
1.寒中見舞いでの挨拶
2.季節感を表す挨拶
3.年賀状に対する感謝の言葉
4.自分自身の近況報告
5.今後も継続して交流したいという意志の表明
6.相手の健康や幸せを願う言葉
7.ハガキを書いた日付
これらの要素を全て記載する必要はありません。
送る相手との関係やその時の状況に応じて、適した内容を選んで書くことが大切です。
友人向けのカジュアルな文章の書き方
友人に向けたハガキはカジュアルなスタイルで書きたいものですが、どの表現が堅苦しく感じられるのかを理解することが大切です。
以下に、堅苦しい印象を与える可能性のある文章例を挙げます。
・「厳寒の折いかがお過ごしですか」
「厳寒の折」という表現は、寒い季節にちなんだ時候の挨拶です。
伝統的な手紙では自然ですが、友人に対しては少し堅苦しい印象を与えるかもしれません。
もっとカジュアルな表現にすると、たとえば「最近はずいぶん寒くなりましたね」や「春が待ち遠しい寒さですが」といったフレーズがより親しみやすい印象を与えます。
・「皆様のご健勝と幸せをお祈りしています」
「ご健勝」という言葉は、健康で元気な状態を示します。
一般的な挨拶には適していますが、友人には少し堅苦しいかもしれません。
「どうかお体を大事にしてくださいね」のような言い回しは、よりカジュアルで心温まる表現になります。
・「本年もよろしくご厚誼のほどお願い申し上げます」
「ご厚誼」というフレーズは、親密な関係を意味しますが、これも堅苦しい印象を与える可能性があります。
友人には「今年も引き続きよろしくね」というような、もっとフレンドリーな表現が適しているでしょう。
このように、堅苦しさを避け、よりリラックスした表現を選ぶことで、友人への寒中見舞いがより親しみやすくなります。
友人宛のリラックスした寒中見舞いハガキの例文
友人に送るリラックスしたスタイルの寒中見舞いハガキの例文です。
冬の挨拶状として
寒中見舞い申し上げます
もう立春が近づいていますが、まだ冬の寒さが続いていますね。
皆さんお変わりありませんか?
私たち家族は、みんな元気に過ごしています。
寒さがまだ続くので、どうぞご自愛くださいね。
令和○○年 1月
更に気軽な挨拶の例は下記になります。
寒中見舞い申し上げます
新年はどんなふうに過ごされましたか?
リラックスした休暇を過ごされたことでしょう。
寒い日々が続いていますが、体調には気をつけてください。
暖かくなったら、また一緒に出かけましょうね。
令和○○年 1月
年賀状に対するお礼
年賀状を送らなかった方からの年賀状に対して、寒中見舞いを送る場合です。
年賀状のお礼や、返信が遅れたことへのお詫びを添えます。
寒中見舞い申し上げます
年の初めのご挨拶、ありがとうございました。
寒い日が続いていますが、お元気でしょうか。
体調を崩されないよう、お気をつけください。
今年も素晴らしい一年になりますように。
令和○○年 1月
年賀状へのお礼と返信が遅れたお詫びも含めた例文になります。
寒中見舞い申し上げます
年賀状での素敵なご挨拶をいただきながら、返事が遅れて申し訳ありませんでした。
これからが冬本番ですが、どうぞ暖かくしてお過ごしください。
今年も引き続きよろしくお願いします。
令和○○年 1月
まとめ
寒中見舞いは、冬の寒い時期に交わされる挨拶のカードとして用いられます。
さらに、喪中で年賀状を出せなかった際に、年賀状を送ってくれた方々へのお礼のメッセージとしても活用されることがあります。
公式的なご挨拶の場合、かしこまった表現を使うのは一般的ですが、親しい人に対しては、急に難解な言葉を並べると不自然に感じられることもあります。
もっと自然な言い回しで、心からの思いが伝わるように工夫すると良いでしょう。
ビジネスライクで硬い表現を避け、親しみやすい文章を心がけることが大切です。
今回の記事が快適な生活を送るお手伝いになれたら幸いです。
最後までお読み頂き有難うございました。