0歳児を担任している保育士さんは、日々子どもの成長を観察しながら「ねらい」を意識して保育しているはず。
私も幼稚園の先生をしていますが、幼稚園児によっても「ねらい」は大切です。
どのような活動を通して、どのような力を身に付けたいか?
常に意識をして保育していますよ!
0歳児の人間関係は、特に親御さん、保育者との関わりで信頼感を築くとても大切な時期なのです。
私は昨年出産を経て、娘が1歳になりました。
0歳児は人見知り、知らない子どもと交流するなど初めての経験ばかりですよね。
そこで、0歳児はとても人との関わりが大切なのだなと痛感しました。
0歳児の人間関係のねらいについて、具体例も挙げながら紹介したいと思います。
0歳児に人間関係が大切な理由とは?
この章では0歳児における人間関係の大切さについて触れていこうと思います。
・安心して遊べる環境、信頼できる大人がいることを知る
・友達との関わりで人間関係の基礎を築く
・他者と関わる事、喃語やスキンシップで交流する手段を学ぶ
・保育者や友達と一緒に遊ぶ楽しさを感じる
・嬉しい、悲しい、空腹や排泄で不快などを伝えられるようになる
0歳児における人との関りは、心の発達をさせるためにとても大切です!
0歳児が安心して過ごせる保育園であること、困ったときに助けてもらえる人がいるという信頼感もありますね。
保育士さんとの関りは、欲求を受け止めてくれる大人がいるということ。
一緒の時間を過ごして信頼できる人がいるという関係性が築けますね。
また、友達との関わりでは「触ってみる、他の友達の存在を知る、一緒に遊んだり笑ったりする」という他者との関係を築きます。
娘は0歳の時、
・2~3ヶ月はおむつを替える時に「きれいになったね」と話しかけました
・3~6ヶ月では玩具を試してみたり、お散歩にいったりして「楽しいね」と声を掛けました
・7~10ヶ月ではハイハイや伝え歩きをしておもちゃで遊び、赤ちゃんが欲求をよく伝えてきました
・11ヶ月~現在では、目を見て話す、絵本で読み聞かせをするなど言葉かけをしています。
大人の声掛けに子どもも反応し、安心感や信頼関係を築くことができますね。
0歳児の人間関係でのねらいについて個人案の書き方
この章では0歳児の人間関係のねらいを個人案に書く際の書き方について紹介していきます。
【情緒】
・保育者とのスキンシップ、目と目を合わせたコミュニケーションを通じて信頼関係を深める
・安心を感じて自由に遊んだり、自信を持って過ごせしたりできるようになる
【コミュニケーション】
・指さしや喃語で欲求や目に入った物を伝えたり、声に出したりする
・伝えたいことを表現し、相手に伝えられるようになる
・保育者と一緒に関わる、絵本を読んでもらうなどの交流を図る
・嫌だから泣く、空腹を知らせる、嬉しい・楽しいを表現できるようになる
人間関係は、信頼関係を深める、子ども自身が安心して過ごせる環境であることを知ることができます!
相手の話を聞く、自分の気持ちを表現することはとても大切なことです。
私の娘は10か月くらいから喃語をよく話すようになってきて、「あー、うう」と言います。
指さしも増えてきて、遊びたいおもちゃを母に伝えています。
自分が欲しい物を人に伝える、という能力が伸びているのですね。
0歳児の人間関係・保育者の援助についてのポイント
この章では、0歳児が人間関係を深めるにはどのように保育者が援助をするのか?についてポイントを紹介します。
人間関係を伸ばすには、0歳児は特に保育者との関係が大切ですね!
是非、接し方についても参考にして下さいね。
【子どもに対する援助】
・保育者がおむつ替え、室内・戸外遊びの時に声を掛けて反応を観察する
・伝えたいことを喃語や指さしでする時は、声を掛けてじっくり対応する
・絵本や手遊び、歌など保育者と子どもの関わりのきっかけを作る
・痛い、悲しい、不快を伝える、または嬉しい、楽しい時も表現する気持ちを保育者は受け入れる
・泣いている時は「悲しい、寂しい、痛い」などの感情を受け止め、子どもの気持ちに寄り添えるような声掛けを行う
・オモチャや屋外で遊ぶ時は、思い切り楽しみ喜びを共有する
一緒にオモチャで遊ぶ、屋外での安全を見守るのも保育者の大切な役割です。
おむつ替えの時に「気持ちよくなったね」と目を見て、笑顔で話しかけるだけでもコミュニケーションは生まれます。
一人一人の成長をよく観察して、その様子に合わせた声掛けをしましょう!
まとめ
保育士さんは、0歳児の人間関係を深めるねらいについて参考になって頂けたでしょうか?
下記に今回の記事の要点をまとめましたので改めて確認してみて下さい。
・保育者との関わりで安心感や信頼関係を築けるようになる
・友達との関わりで、一緒に遊ぶ楽しさを味わう
・おむつ替えの時、室内・戸外遊びの中で保育者が声掛けをして交流する
・保育者と0歳児、目と目を合わせて話しかけたり、笑顔で関わることで安心して過ごせることを知る
・父母さんだけでなく保育士さんや友達などの他者がいることを知る
・悲しい、嬉しい、お腹が空いた、おむつが気持ち悪い…等感情を伝える大切さを知ることができる
など、0歳児の人間関係を築くねらいについて日々意識して頂き、より充実した保育ができるよう今回の記事を参考にして下さいね。
今回の記事が快適な生活を送るお手伝いになれたら幸いです。
最後までお読み頂き有難うございました。