子供用ダイニングチェアは何歳まで？ハイチェアの選び方とおすすめ人気5選＆正しい姿勢のコツ

育ちざかりの子どもにとって、毎日の「食事の椅子」はとても大切な存在です。いつから使うべき？何歳頃まで必要？どんな椅子を選べば良いの？と悩むママ・パパも多いはず。本記事では、使用時期の目安や正しい姿勢、人気のおすすめチェアまで初心者さんにもわかりやすく解説します。この記事で“後悔しない選び方”が分かるので、購入前の参考にぜひお役立てください。

子供のダイニングチェアはいつからいつまで使う？

使い始めるベストタイミング（いつから必要？）

赤ちゃんが1人でしっかりとおすわりできるようになる生後6〜7カ月ごろから使い始めるのが一般的です。離乳食がスタートする頃はベビーチェアやローチェアでも対応できますが、姿勢が安定してきたらハイチェアに移行することで、食べこぼしが減り、食べやすい環境が整います。また、家族と同じテーブルで食事することで“食べること＝楽しい時間”という習慣が身につきやすくなります。

何歳頃まで使う？卒業の判断ポイント

目安としては4〜6歳頃。足裏がしっかり床につき、食事中も背中を丸めず姿勢良く座れるようになったら卒業OKです。小柄な子や姿勢がまだ安定しない子は小学校に入学してからもしばらく使うケースもあります。最近は座面とステップの高さを細かく調整できるモデルが多く、成長に合わせて段階的に高さを変えることで、小学生中学年頃まで使用している家庭も珍しくありません。

長く使えるタイプを選ぶメリット・デメリット

高さ調整できるチェアは“長く使える＝コスパが良い”というメリットがあります。幼児期には安全ガードを取り付け、小学生になったら通常のダイニングチェアのように使える2WAY・3WAYタイプも人気です。一方で、サイズが大きめで重かったり、ダイニングスペースに圧迫感が出てしまうというデメリットも。購入前に「食事スペースに置いても動線の邪魔にならないか」「大人が動きやすいか」などシミュレーションしておくことが大切です。

購入前のチェックポイント！失敗しない選び方

安全性（安定感・ベルト・転倒防止）

まず大切なのはお子さんが安心して座れること。椅子自体の重さや安定感があるか、抜け落ち防止のガードやベルトが付いているかをチェックしましょう。特に動きが活発な子の場合、ガード付きタイプが安心です。合わせて床との滑り止めの有無も見ておくと転倒防止につながります。

高さ調整できる？成長に合わせて使えるか

長く使いたい場合は座面や足置きの高さを調整できるタイプがおすすめです。赤ちゃん時期〜幼児期には高めに、小学生になったら低めに…と段階的に調整できる製品を選べば、買い替えの手間やコストを抑えられます。

テーブルとの相性の見極め方

購入前にダイニングテーブルの高さを測っておくのが◎。テーブルの天板から子供の肘までが約5cm前後になる椅子が理想です。実際に座らせてみて、肘が90度前後に曲がるか、食器が取りやすいか、を確認しておくと食べやすい環境を整えられます。

子どもの性格別｜向いている椅子タイプ

じっとしていられる子にはクッション性の高いデザインチェア、活発な子にはしっかりとした木製チェアの方が安定しておすすめです。また「高い所が苦手」「ベルトを嫌がる」といった性格面も考慮してあげると失敗しにくくなります。

おしゃれ・インテリアになじむデザインか

毎日リビングに置くものだからこそ、見た目のデザインも大切な要素です。木目調でナチュラルな雰囲気に合うもの、北欧風でアクセントになるものなど、インテリアとの相性を考えて選ぶと満足度がアップします。お気に入りの椅子なら、お子さん自身も喜んで座ってくれることが多いですよ。

お手入れのしやすさも大事！

食べこぼしが多い時期は、拭き取りやすさも重要なポイント。シートがツルっとした素材か、クッションが取り外せて洗えるかなど“お手入れのしやすさ”も忘れずにチェックしましょう。

おすすめ子供用ハイチェア5選【人気ブランド比較】

ストッケ｜王道！長く使える北欧デザイン

ストッケの「トリップトラップ」は成長に合わせて細かく高さ調整ができる人気のチェア。赤ちゃん〜大人まで長く使える設計で、パーツ交換しながら10年以上使っている家庭も多いです。北欧らしいおしゃれなデザインで、インテリア性が高いのも魅力。価格は高めですが“長い目で見るとコスパが良い一脚”としてママたちの支持が厚いアイテムです。

ストッケ シンプルチェア｜省スペース派にぴったり

スリムなフレームで圧迫感がなく、狭いダイニングでも置きやすいコンパクト設計のチェア。軽量で移動も楽にできるため、掃除や模様替えが多いご家庭にぴったりです。カラーバリエーションが豊富で、部屋に合わせて選べるおしゃれな点も人気。”置きっぱなしでも浮かない”デザイン性を重視する方におすすめ。

カトージ｜コスパ抜群！初めてのハイチェアに最適

手頃な価格ながらしっかりとした木製フレームで安定感のあるカトージ。座面カバーやテーブル付きタイプなど種類が多く、安全ガード付きで安心です。汚れてもサッと拭き取りやすく、カバーが洗えるシリーズもあるためお手入れも簡単。”まずはハイチェアを使ってみたい”という初心者さんに人気のブランドです。

大和屋 アッフル｜可愛いナチュラルデザイン

丸みを帯びたフォルムとやさしい木目が特徴の大和屋アッフル。見た目のかわいらしさから“子どもが自分から座りたくなる椅子”として選ばれることも。子どもの体に沿うカーブ設計で座り心地が良く、長時間でも疲れにくいのが◎。北欧風やナチュラルテイストのインテリアにおすすめです。

大和屋 ノスタ｜大人っぽくインテリアに馴染む

落ち着いたデザインで、“いかにも子ども用に見えない”ことが魅力のノスタ。高さ調整もでき、幼児期〜小学生低学年まで使えるサイズ感です。リビングの雰囲気を崩さず使えるので、家具にこだわりたいご家庭に最適。卒業後はデスクチェアとして活用する方も多い一脚です。

正しい姿勢で座れている？チェックするポイント

チェック① 肘の角度が90度か

食事のとき、肘が自然に曲がって90度前後になっていると、スプーンやフォークを口へ運びやすくなり、こぼす量も減ります。もし腕を高く上げたり、逆に下がりすぎていた場合は、椅子やテーブルの高さが合っていないサインです。高さ調整できるチェアの場合は、座面を上下して肘の位置がしっくりくる角度に調整してあげましょう。

チェック② 膝の角度が90度か

足裏が足置きや床にしっかりついていて、膝が90度になっているかがポイントです。足がブラブラして宙ぶらりんになっていると、姿勢が崩れやすく集中力も途切れがちになります。足置きが低い場合は高さを上げる、ない場合は後付けの足置き台を取り入れることで、安定して長時間座りやすくなります。

チェック③ 背中のS字カーブが自然か

猫背になっていたり、反りすぎていたりしないかも重要です。子どもは食事に夢中になると前かがみになりやすいため、背もたれに軽く背中が触れるくらいが理想的です。椅子とテーブルの距離が遠すぎると前屈みになりやすいので、椅子ごとテーブルに近づけてあげるのも効果的です。

姿勢が悪いとどうなる？身体への影響

姿勢が悪いまま食事を続けていると、咀嚼がうまくできなかったり、消化に負担がかかることがあります。また、背骨や骨盤が歪む原因となり、成長発達に影響を与える可能性も。さらに、姿勢が崩れていると視線も下がるため、食べ物への興味が薄れ「食べムラ」や「偏食」につながるケースも報告されています。正しい姿勢で食事をすることは、健康的な体作りと食習慣を身につける第一歩と言えます。

子どもが椅子を嫌がる・座ってくれないときは？

嫌がる理由あるある

ハイチェアに座りたがらない理由はさまざまです。「じっとしているのが苦手」「高い位置が不安」「遊びたい気持ちが勝っている」「ベルトの締め付けが嫌」といった心理が背景にあることが多いです。まずはお子さんの性格や月齢に応じて、嫌がる原因を探ってみましょう。

長く座ってもらうための工夫（声がけ・クッション・足置き）

楽しい雰囲気づくりはとても大切です。「一緒にごはん食べようね」「ここは○○ちゃんの特等席だよ」と声をかけ、特別感を持たせると自ら座ってくれることがあります。また、座面が硬くて嫌がる場合はクッションを敷いたり、足が浮いて不安定な場合は足置き台を設置することで、安心して座れる環境になります。食器を好きなキャラクターに変える・絵本を読みながら食事時間に誘導するなど、“楽しい時間”と思わせる工夫も効果的です。

クッションやサポートグッズは必要？

クッションは座り心地を良くして長く座ってもらうためだけでなく、姿勢の安定にも役立ちます。また、ベルトが苦手な子には柔らかいカバータイプのガードや、タオルで包んで肌当たりをよくする工夫も◎。「慣れるまでだけ椅子の下に踏み台を置く」「おやつタイムだけ座らせて少しずつ慣れさせる」など、段階的に慣れさせてあげると成功しやすいです。

卒業後はどうする？使わなくなったチェアの活用法＆処分方法

兄弟や下の子へのおさがり

まだまだ使える状態であれば、下の兄弟や親戚、友人の子どもへ譲るのが一番エコで経済的な活用法です。特に人気ブランドのチェアはデザイン性が高く丈夫な作りのものが多いため、お下がりにしても見劣りせず喜ばれます。譲る前には、ネジ緩みやガタつきなど安全面をチェックしておくと安心です。

リサイクルショップ・フリマアプリで売る

中古需要が高いブランド（ストッケ・大和屋など）は、ネットフリマやリサイクルショップでも高値で取引されています。“まだきれいなうちに手放す”ほうが値段も付きやすいので、買い替えや卒業時期が決まっている場合は早めにアクションを起こすのがおすすめ。取説や付属パーツが揃っていると、さらに売れやすくなります。

勉強椅子やインテリアとして再利用するアイデア

幼児期を過ぎた後も、座面や足置きを調整すれば「子どもの学習椅子」「リビング学習用チェア」として活用可能。コンパクトなタイプなら、観葉植物を置く台やサイドテーブル代わりとしても可愛いインテリアになります。「これ、○○ちゃんが使っていた椅子なんだよ」と思い出を楽しみながら新しい使い道を探してみるのも素敵です。

処分する場合の注意ポイント

壊れていたり古くなってしまった場合は、自治体の粗大ごみとして処分できます。事前に自治体の分別ルールを確認し、脚部分を外す・分解することで料金を抑えられる場合も。処分前に“まだ使える部分だけ部品取りして取っておく”という家庭も多く、足置き板やビスなどはDIY素材として再活用することも可能です。

まとめ｜子供のダイニングチェアは○歳頃まで！成長に合った椅子選びで後悔なし

子どものダイニングチェアは、生後6〜7カ月頃の“おすわりが安定した時期”から使い始め、早いと3〜4歳、長いと小学校入学頃までと、子どもの成長によって使用期間はさまざまです。長く使いたい方は、高さ調整ができるチェアを選ぶことで“買って良かった！”と感じられる満足度が高くなります。

選ぶ際には安全性・テーブルとの高さ・姿勢の安定感を意識しつつ、お部屋に馴染むデザインかどうかも大切なポイント。楽しい食事の時間は、正しい姿勢と「座りやすさ」から作られます。また、子どもが嫌がる時はクッションや声かけなど小さな工夫で、自然と座る習慣が身についてくることも多いです。

卒業後もお下がりやリサイクル、学習椅子への転用など活用方法は多数あります。“どんな風に使い続けたいか”をイメージしながら選ぶことで、結果的にコスパの高いお買い物になります。ぜひこの記事を参考に、お子さんにぴったりの一脚を見つけて、毎日の食卓をもっと楽しく快適な空間にしてくださいね。