プロモーション広告を利用しています

0歳児保育での養護のねらいについて解説!

日々忙しく保育現場で働く保育士さん。

保育における養護のねらいについてご存じですか?

 

何気なく月案や週案に書いている「養護」について、しっかりと「ねらい」を把握してくださいね!

私は現役の幼稚園の先生をしています。

幼稚園でも養護についてのねらいは書きますが、保育園とは通う子供の年齢が違うので少し書き方も変わってきます。

 

そこで昨年出産した経験も含めて、養護のねらいについて解説したいと思います。

ぜひ保育士さんは、日頃の保育に生かしてくださいね!

 

 

 

スポンサーリンク

養護とはどのような意味なのか

この章ではそもそも養護とは、どのような意味があるのか、なぜ保育に必要なのかを解説していきます。

保育所保育方針では、乳幼児(0歳児)において以下のような事が重要とされています。

1.健やかに伸び伸びと育つ

2.身近な人との気持ちが通じ合う

3.身近なものと関わり感性が育つ

 

これは保育所からの参照なので、それぞれの「ねらい」について詳しく解説していきます!

 

 

1.健やかに伸び伸びと育つ

健康であること、園生活において排泄や昼寝など生理的欲求を満たすことはとても大切。

園でもオムツ替えをしてもらったり、昼寝の時間があったりと身体を清潔に保ち大きくなる為の成長をしています。

 

0歳児だと「寝返り→すりばい→ハイハイ→つかまり立ち」など徐々に歩くための筋力や能力も身についてきます。

身体的成長も養護において、大切なねらいですね!

 

また月齢を重ねていくと、お散歩や室内遊びで伸び伸びと身体を動かせるようになります。

腕や脚をたくさん動かす事、沢山のものや人を見て成長していくこと。

 

そして離乳食や捕食などの食べ物を食べて、健康に育つようになること。

様々な面において養護はとても重要なことだと分かります。

 

 

2.身近な人との気持ちが通じ合う

保育士さんや同じクラスの友達の存在を知り、段々と環境に慣れて安心して過ごせるようになっていきます。

保育園では特に保育士さんと一緒に過ごし、室内遊びや手遊びでスキンシップを取ります。

 

またオムツ替えをしてもらったり、声を掛けてもらったりして信頼関係を深めていけますね。

 

0歳の子は特に、安心して過ごせる環境がとても大事。

ミルクを貰ったりご飯を貰ったりするのにも、とにかく保育士さんとの関わりが必須ですね。

 

 

人との関わりの中で心を通じ合わせ、気持ちを伝えられる力が育っていきます。

養護においては人との関わりを大切にしています。

 

 

3.身近なものと関わり感性が育つ

身近なものと言えば、例えると「食べ物」だったり、生き物(虫や動物)、オモチャなどがあります。

 

娘は8か月位から犬が好きで「ワンワン」と言うようになりました(笑)

散歩でよく見かける犬は動いているので、それがとても好きみたいです。

 

同じ位の月齢のお子さんがいれば、生き物との関わりを持ち、命を感じる。

人とは違った生き物の存在を知ることができます。

 

 

植物などをお散歩で見て、匂いやキレイな花を見て「キレイだな」「いい匂いだな」と感じることができます。

五感を育てることができるようになりますね。

 

「感性」とは表現や感受性、嬉しい、悲しいなどの感情なども含まれます。

養護にとって感性を豊かにすることは、人間形成の中でとても大切なのです。

 

 

 

スポンサーリンク

養護のねらいを月案、週案で書く時のポイント

この章では保育士さんが養護のねらいを月案や週案で書く時のポイントを紹介します。

 

・子どもの月齢に合わせた成長の予想を書こう

0歳児は子の月齢、成長の状態によってねらいは違ってきます。

しっかりとクラスの子に合わせた”ねらい”が書けるよう、成長の様子と予測を書くようにしましょう!

 

例えば、生後10か月の子なら「玩具や積み木でつかまり立ちをして、脚や腕の使い方を知り伸び伸びと身体を動かす」という様に書くと分かりやすいです。

 

 

・養護のねらいについて、何を育てたいか具体的に書く

ねらいを書く時は「○○を通して△△を育てる」という様に書きます。

 

例えば

・「保育者と遊んだり手遊びをしたりする事を通して、安心して過ごせる環境を知る」

・「友達と玩具で遊ぶことを通して、他者の存在を知り一緒に遊ぶことを楽しめるよう援助する」

と書くと分かりやすいですね。

 

 

・人間関係、健康、成長、感性の面で多様に書いてもOK

養護はそれぞれ人間関係、健康、成長、感性などの面で成長できるように設定されています。

 

特に0歳児にとって重要なのは

・健康な体を育て、0歳児にとっての発育が伸び伸びとできる

・保育者や友達との人間関係を深める

・健やかな成長ができる

・身近なものに親しみを感じ、感性を育てる

 

多面的なねらいを設定すると、より書きやすいかもしれないですね!

 

 

 

まとめ

この記事では0歳児保育での養護のねらいについて解説をしてきました。

現在0歳児を担任する保育士さんに参考になって頂けたと思います!

 

この記事のポイントを分かりやすく下記にまとめましたので、改めてチェックして下さい。

 

養護とは…

・健やかに伸び伸びと育つよう、健康や成長に留意する

・身近な人と気持ちが通じ合い、信頼関係を深めていく

・保育者や友達との関わりを通して、保育園で安心して過ごすことができるようになる

・身近なものと関わり感性を育てる

・人間関係、健康、成長、感性など多様な面で配慮が必要

 

是非、0歳児を担任する保育士さんは日頃の保育に生かして頂ければと思います!

 

今回の記事が快適な生活を送るお手伝いになれたら幸いです。

最後までお読み頂き有難うございました。

テキストのコピーはできません。
タイトルとURLをコピーしました