お盆の提灯は、ご先祖様をお迎えしたり、お見送りするときの灯りという大切な役割があります。
ところで、故人が亡くなって四十九日が明けたあとの初めてのお盆を、「初盆」や「新盆」といいます。
新盆の時には、特別な提灯を使います。
通常、新盆の提灯は、お盆が明けたあとにお寺でお焚き上げをしてもらいます。
最近では、家庭で燃えるゴミとして処分する人も多くなってきているようです。
でも一度きりの使用で処分って、現代的にはあまり良い感じがしないですよね?
新盆で使った提灯を使い回ししても良いものなのでしょうか?
この記事では真相を突いていこうと思います。
使い回し可能な盆提灯と、お焚き上げ処分が必要な盆提灯
盆提灯は、日本の伝統的な行事であるお盆の際に使われる装飾品です。
その中には、使い回しが可能な盆提灯と、お焚き上げ処分が必要な盆提灯があります。
使い回し可能な盆提灯は、家族の代々の絆や伝統を感じさせる大切なアイテムです。
これらの提灯は、丁寧に保管され、毎年のお盆に再び使われます。
家族の祖先への思いやりや尊敬を表す一環として、大切にされることが多いです。
一方、お焚き上げ処分が必要な盆提灯は、お盆の期間が終わるとお寺で焚かれることが一般的です。
これらの提灯は、一度使われた後は新たな提灯に置き換えられるか、焚かれて新たな命へと還されます。
お焚き上げ処分は、祖先への感謝や供養の意味を込めた行為として行われます。
盆提灯は、日本の文化や宗教の一環として深く根付いています。
使い回し可能な盆提灯は、家族の絆や伝統を守り続ける象徴であり、お焚き上げ処分が必要な盆提灯は、新盆、初盆で使われた提灯です。
祖先への感謝や供養を表す重要な存在です。
どちらの提灯も、お盆の期間における大切な役割を果たしています。
盆飾りは処分する?片づけるのはいつごろ?
お盆が終わり、盆飾りを片づける時期について悩む人も多いかもしれません。
一般的には、盆飾りはお盆明けの数日から1週間以内に片づけることが一般的ですが、地域や家庭の習慣によって異なる場合もあります。
盆飾りの処分方法についても慎重に考える必要があります。
使い回しが効く盆飾りは翌年も再利用しますが、新盆、初盆で用意し使用した提灯はお寺でお焚き上げしてもらう必要があります。
また、盆飾りを片づける際には祭壇や仏壇の周りを清掃することもお忘れなく。
祭壇や仏壇は家族の祖先への敬意を示す場所であり、清潔な状態を保つことが大切です。
盆飾りを処分するタイミングや方法は、地域や家庭の慣習によって異なる場合がありますので、家族や地域の意見を尊重しながら適切に片づけましょう。
正しい盆提灯の保管方法
盆提灯は、購入時の紙箱に入れて保管するのが最も適した保管方法です。
一般的に、提灯は紙箱に入れられて販売されており、紙箱は通気性が良く、内部がカビにくいという利点があります。
さらに、メーカーや小売店でも紙箱に入れて保管され販売されているため、紙箱に入れて保管することが最適であることがわかります。
したがって、購入時に盆提灯が入っていた箱は捨てずに、毎年の保管箱として使用することをお勧めします。
最初に箱から出すときと盆提灯を組み立てる時にスマホで写真やメモをしておくと良いでしょう。
何故かというと盆提灯を片づける時や翌年に使用する時に写真やメモがあれば組み立て片づけの際に困ることを防ぐことができます。
まとめ
この記事では盆提灯の使い回しや保管方法などを紹介しました。
新盆、初盆で用意した提灯(大抵は無地)はお盆が終わったらお寺でお焚き上げして頂きましょう。
他に毎年使う盆提灯(色や柄が入ったもの)は箱にしまい来年もまた使えるように大切に保管しておきましょう。
盆提灯の組み立て、箱へのしまい方は最初に写真やメモをしておくと後で困ることがなく翌年には楽に準備できると思います。
今回の記事が快適な生活を送るお手伝いになれたら幸いです。
最後までお読み頂き有難うございました。