
「リビングとトイレが近い間取りってちょっと嫌かも…」と感じたことはありませんか?
一人暮らしのときは気にならなくても、来客があるときや家族が集まるときには、音や臭い、プライバシーが気になるものです。
本記事では、リビングとトイレが近いことで起こるデメリットと、そのデメリットを解消するための具体的な対策法を紹介します。
リビングとトイレが近いことで起こる主なデメリット
リビング横にトイレがあると、以下のような悩みが生まれがちです。
トイレがリビングから丸見えになる(視線)
ドアを開けたときにトイレの内部が見えてしまうと、来客時に不快感を与えたり、生活感が出すぎて気になることもあります。
用を足す音がリビングに聞こえてしまう(音漏れ)
家族や友人が集まっている場で音が漏れると、使う側も周囲も気を遣ってしまいます。
トイレの臭いがリビングに広がる(臭気)
距離が近いことで、換気が不十分だと臭いがリビングに流れてしまい快適さを損ないます。
落ち着いて利用できない(心理)
人がすぐそばにいる環境では、心理的に落ち着けず、急いでしまうことも少なくありません。
まずは「5分でできる」即効テク
来客直前やすぐに対応したいときは、次の工夫が効果的です。
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BGMを流す:テレビや音楽を小さめの音量で流すと音をカバーできます。
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換気扇を先に回す:使用前から換気を始め、退出後もしばらく回しておきましょう。
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視線をそらす工夫:観葉植物や棚を配置して、視線がトイレのドアに集中しないようにします。
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消臭スプレーを使用:退出時に無香タイプの消臭剤をシュッとひと吹きすると安心です。
視線対策|「丸見え」をやさしく遮る
間仕切りパーテーションを設置する
リビングとトイレの間に余裕がある場合は、折り畳み式パーテーションを設置。来客時だけ出すことも可能です。
カーテンや突っ張り棒で視線を遮る
スペースが限られている場合は、突っ張り棒+カーテンを取り付けるのがおすすめ。インテリアに合った色柄を選べば自然に馴染みます。
レイアウトで視線を外す
観葉植物やアートを配置して「目が止まるポイント」を作ると、トイレ方向への意識がやわらぎます。
音漏れ対策|「聞こえにくくする」を重ねる
流水音発生器やホワイトノイズを活用
小型の流水音発生器やスマホのホワイトノイズを利用して、音をカバー。節水効果も期待できます。
マット・カーペットで吸音
トイレ内のマットやカーペットは吸音効果が高く、防音にも役立ちます。ドアの外側にも小さなラグを敷くと効果的。
ドアの隙間をふさぐ
ソフトテープやドラフトストッパーで隙間を埋めると音漏れを軽減できます。
生活音でカバー
リビング側で音楽やテレビを流すと、心理的にも安心感が生まれます。
臭い対策|「換気・消臭・清掃」の3本柱
換気を徹底
小窓を常に少し開けておく、または換気扇を使用前から回すことで臭いを溜めにくくします。
消臭剤を活用
芳香剤よりも無香の消臭剤を選び、臭いの元を断つ工夫を。置き型とスプレーを併用すると安心です。
布製品を小まめに洗濯
マットや便座カバーは臭いを吸収しやすいため、週1回程度の洗濯を習慣にしましょう。
清掃を習慣化
便座裏やフチ裏、床、壁の腰高部分など「臭いが溜まりやすい場所」を重点的に掃除しましょう。
✅ 自宅でできるチェックリスト
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BGMやTVの常時小音量運用に切り替えた
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トイレ使用前から換気扇ON/退出後もしばらく継続
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ドアを静かに閉める習慣をつけた
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突っ張り棒+カーテン or パーテーションで視線を遮った
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ドアの隙間にソフトテープ/ドラフトストッパーを設置
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トイレ内&外側に小マット/ラグを敷いた
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無香消臭を置き型+スプレーで併用
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マット・カバーは洗える素材にし、週1を目安に洗濯
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便座裏・フチ裏・床・壁の飛沫ゾーンを高頻度で拭き掃除
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トイレ前に観葉植物や棚を配置して視線をやわらげた
まとめ|リビングとトイレが近くても工夫で快適に
リビングとトイレが近いと「丸見え」「音」「臭い」といった悩みが生まれますが、カーテンやパーテーションで視線を遮り、防音テープやマットで音を抑え、換気や消臭で臭いをコントロールすれば十分解消できます。
「ちょっと嫌だな」と思っていた間取りも、工夫次第で快適な空間に変わります。今日から少しずつ試してみてください。

