
実家への帰省から一人暮らしの部屋に戻ったあと、「もう実家に帰りたい」「急に一人でいるのが寂しくなった」と感じていませんか?
帰省する前までは普通に一人暮らしをしていたのに、家族と過ごしたあとだと、部屋の静けさが余計につらく感じることがあります。
私自身も、大学進学で県外に住み始めたとき、最初の帰省後に強いホームシックを感じました。
楽しかった家族との時間が頭から離れず、一人暮らしの部屋に戻ったときの静けさに「実家に帰りたいな……」と寂しくなったのを今でも覚えています。
でも、帰省後にホームシックになること自体を必要以上に心配する必要はありません。
ホームシックが続く期間には個人差がありますし、大学生活や一人暮らしの生活リズムに戻るにつれて、少しずつ気持ちが落ち着いていくこともあります。
この記事では、
- 帰省後にホームシックになる理由
- 大学生のホームシックはいつまで続くのか
- 帰省するたびに寂しくなるのはおかしいのか
- 帰省後の寂しさを和らげる方法
- 実家に帰りたいほどつらいときの対処法
について、私自身の経験も交えながら紹介します。
「寂しいのは自分だけなのかな」と不安になっている方は、ぜひ参考にしてください。
【理由】帰省後にホームシックになる大学生が多い理由
帰省から戻ったあとに「寂しい」「実家に帰りたい」と感じるのは不思議なことではありません。
一人暮らしに慣れていた人でも、実家で家族と一緒に過ごしたあとには生活環境が大きく変わります。
特に長期休暇などでしばらく実家に滞在していた場合、一人暮らしとのギャップを強く感じることがあります。
理由① 家族との時間から一人暮らしに戻るギャップ
実家では、家族との何気ない会話があります。
「今日何食べる?」
「明日は何する?」
そんな普段なら意識しないような会話でも、一人暮らしでは自然に生まれません。
家族と一緒に食事をしたり、テレビを見たりしていた生活から、突然一人の部屋へ戻ることで静けさを強く感じてしまいます。
帰省中が楽しかったほど、一人暮らしに戻った直後は寂しさを感じやすいでしょう。
理由② 実家から戻ると生活の負担が一気に増える
実家にいる間は、食事が用意されていたり、家事を家族と分担できたりすることがあります。
しかし、一人暮らしに戻れば、
- 食事の準備
- 洗濯
- 掃除
- 買い物
- お金の管理
などを再び自分でしなければなりません。
帰省中の生活が快適だったからこそ、「実家は楽だったな」「また帰りたいな」と感じやすくなります。
理由③ 帰省中の楽しい時間と大学生活との落差
帰省中には、地元の友達と遊んだり、家族や親戚と過ごしたりする人も多いでしょう。
ところが帰省が終われば、授業や課題、アルバイトなど、いつもの大学生活が再び始まります。
楽しい時間から日常生活へ一気に切り替わるため、気持ちが追いつかないことがあります。
「昨日まで実家にいたのに……」と思い出すほど、余計に寂しく感じてしまうこともあります。
理由④ 一人で食事をすると寂しさを感じやすい
帰省後にホームシックを感じやすい瞬間の一つが食事です。
実家では家族と食卓を囲んでいたのに、一人暮らしへ戻れば一人で食べることも多くなります。
部屋で一人ご飯を食べていると、実家での食事を思い出して急に寂しくなることもあります。
このように帰省後のホームシックは、家族が恋しいという気持ちだけではなく、実家と一人暮らしの環境の差によって強くなることがあります。
【期間】帰省後のホームシックはいつまで続く?
「このホームシックはいつまで続くんだろう?」
帰省後の寂しさが強いと、このままずっと一人暮らしがつらいのではないかと不安になることもあるでしょう。
しかし、ホームシックが続く期間には個人差があります。
「○日経てば必ず治る」というものではありません。
期間① 帰省後しばらくすると落ち着く人もいる
帰省直後は実家とのギャップが大きいため、寂しさを強く感じることがあります。
しかし、
- 大学の授業が始まる
- アルバイトへ行く
- 友達と会う
- サークルへ参加する
- 一人暮らしの生活リズムに戻る
といった日常が戻ってくると、少しずつ気持ちが一人暮らしへ切り替わっていくことがあります。
帰省した直後が一番寂しく、数日経つと少し楽になったという人もいるでしょう。
期間② ホームシックが長引くこともある
一方で、なかなか寂しさが消えない人もいます。
ホームシックの感じ方や続く期間は人によって違うため、「1週間経ったのにまだ寂しい」「1か月経っても実家に帰りたい」と感じるからといって、それだけで自分がおかしいと考える必要はありません。
大学生活や一人暮らしそのものにまだ慣れていなければ、帰省をきっかけに再びホームシックが強くなることもあります。
周りの人と比べて「早く慣れなきゃ」と焦るより、自分のペースで生活リズムを取り戻していきましょう。
期間③ 帰省するたびホームシックになるのはおかしい?
一人暮らしを始めたばかりではなく、帰省するたびにホームシックになる人もいるでしょう。
「もう大学生活にも慣れたはずなのに、なんで毎回寂しくなるんだろう」と思うかもしれません。
しかし、実家へ帰れば家族と過ごす生活に戻ります。
そして帰省が終わると、また一人暮らしです。
そのたびに生活環境が切り替わるため、寂しさを感じることがあっても不思議ではありません。
「またホームシックになってしまった」と自分を責めるのではなく、「帰省後は少し寂しくなりやすい」と分かっているだけでも、気持ちを受け止めやすくなるでしょう。
【サイン】帰省後のホームシックで感じやすいこと
ホームシックというと「実家に帰りたい」と思うだけのように感じますが、実際にはさまざまな形で現れることがあります。
自分ではホームシックだと思っていなくても、帰省後に次のような変化を感じることがあります。
サイン① 一人暮らしの部屋に帰りたくなくなる
帰省最終日が近づくにつれて、
「明日帰りたくないな」
「このまま実家にいたいな」
と思うことがあります。
駅や空港へ向かうときに寂しくなったり、一人暮らしの部屋へ着いた瞬間に気持ちが沈んだりすることもあるでしょう。
特に帰省期間が長かった場合、実家での生活に慣れているため、一人暮らしへの切り替えがつらく感じることがあります。
サイン② 実家に戻りたいと何度も考える
一人暮らしへ戻ってからも、
「次はいつ帰れるかな」
「今からでも実家に帰りたい」
と何度も考えてしまうことがあります。
実家を安心できる場所だと感じているほど、寂しいときに帰りたくなるのは自然な反応でしょう。
サイン③ 涙が出たり何もする気になれなかったりする
帰省後、一人になった瞬間に涙が出てしまう人もいます。
また、寂しさから何もする気になれず、ぼーっとしてしまうこともあるでしょう。
「大学生なのにホームシックで泣くなんて」と恥ずかしく思う必要はありません。
寂しいときに涙が出ること自体はおかしなことではありません。
サイン④ 食欲が落ちたり眠れなくなったりすることもある
気持ちが落ち込むことで、食欲や睡眠に影響することもあります。
ただし、食事が十分に取れない、眠れない状態が続く、大学へ行けないなど、日常生活に支障が出ている場合には「ホームシックだからそのうち治る」と一人で抱え込まないことも大切です。
家族や信頼できる人、大学の相談窓口などを頼ってください。
【対処法】帰省後に寂しいときに試したいホームシック対策
ホームシックになったからといって、無理に寂しさを消そうとする必要はありません。
まずは自分が取り入れやすい方法から試してみましょう。
対処法① 家族や友達と連絡を取る
「家族の声を聞くだけで安心する」という人もいるでしょう。
LINEや電話、ビデオ通話などを使えば、一人暮らしでも家族と話せます。
長電話をする必要はありません。
「今日こんなことがあったよ」と少し話すだけでも、気持ちが落ち着くことがあります。
地元の友達に連絡してみるのもよいでしょう。
対処法② 趣味や勉強など夢中になれることを作る
一人で何もせずにいると、実家のことばかり考えてしまうことがあります。
そんなときは、何か夢中になれることを見つけてみましょう。
例えば、
- 料理
- お菓子作り
- 読書
- 映画やドラマを見る
- 資格の勉強
- ゲーム
など、自分が楽しめることなら何でも構いません。
私自身はパン作りに打ち込むことで、寂しさを忘れて充実した時間を過ごせた経験があります。
作ったパンをSNSにアップして反応をもらえることも楽しみになりました。
「一人暮らしだからできる楽しみ」を一つ見つけられると、一人で過ごす時間の印象も少しずつ変わってきます。
対処法③ 散歩や運動で身体を動かす
部屋の中でずっと考え込んでしまうときは、外へ出て身体を動かしてみるのも一つの方法です。
例えば、
- 近所を散歩する
- 公園をウォーキングする
- ジムで運動する
- ランニングをする
- サークルでスポーツをする
などがあります。
本格的な運動でなくても構いません。
買い物ついでに少し遠回りするなど、部屋から出るきっかけを作ってみましょう。
対処法④ 一人暮らしの部屋を落ち着ける場所にする
実家には自分が長年過ごしてきた安心感があります。
一方、一人暮らしの部屋はまだ「帰りたい場所」になっていないこともあります。
そこで、自分が落ち着ける部屋を少しずつ作ってみるのもおすすめです。
お気に入りのクッションを置いたり、好きな写真を飾ったり、使いやすい家具の配置にしたりするだけでも構いません。
「一人暮らしの部屋も悪くないな」と思える場所になれば、帰省後の気持ちも変わってくるかもしれません。
対処法⑤ 大学・バイト・サークルで人と接する時間を増やす
一人暮らしでつらいのは、単に家族と離れていることではなく「話す相手がいないこと」という場合もあります。
大学で友達と昼ご飯を食べたり、アルバイトへ行ったり、サークル活動に参加したりして、人と接する時間を作ってみましょう。
たくさん友達を作る必要はありません。
大学やアルバイト先に一人でも気軽に話せる相手がいるだけで、一人暮らしの孤独感が和らぐことがあります。
対処法⑥ 地元を感じられるものを生活に取り入れる
どうしても地元が恋しいときは、無理に忘れようとしなくてもよいでしょう。
例えば、
- 地元の食べ物を取り寄せる
- アンテナショップへ行く
- 地元のニュースを見る
- 地元の風景や写真を見る
- 地元出身の友達と話す
など、一人暮らしの中に地元を感じられるものを取り入れてみましょう。
「離れていても地元とのつながりはなくならない」と感じられるだけでも安心につながります。
対処法⑦ 次に帰省する予定を決める
「次はいつ帰れるか分からない」と思うと、余計に寂しく感じることがあります。
そこで、
「夏休みに帰ろう」
「次の連休に帰ろう」
など、おおまかでも次の帰省予定を決めてみるのもよいでしょう。
予定が決まっていれば、「あと○週間頑張れば帰れる」と一つの楽しみになります。
新幹線や飛行機を使う人なら、予定が確定した段階でチケットを手配しておくのもよいでしょう。
【考え方】帰省後のホームシックを少し楽にするために意識したいこと
ホームシックになると、「早く一人暮らしに慣れないと」と焦ってしまうことがあります。
しかし、無理に気持ちを切り替えようとすると、かえってつらくなることもあります。
考え方① 無理に「早く慣れなきゃ」と考えない
周りの大学生が一人暮らしを楽しんでいるように見えると、自分だけホームシックになっているように感じることがあります。
しかし、寂しさの感じ方は人それぞれです。
誰かと比べて「自分は弱い」と考える必要はありません。
今日はご飯を作れた、大学へ行けた、友達と話せたなど、小さなことから普段の生活を取り戻していきましょう。
考え方② 一人で過ごす楽しみを少しずつ作る
家族と過ごす楽しさと、一人暮らしの楽しさは別のものです。
一人暮らしなら、
「今日は好きなものを作って食べよう」
「夜は好きな映画を見よう」
「休日は行ってみたかったお店へ行こう」
など、自分の好きなように時間を使えます。
一人暮らしだからこそできる楽しみが増えると、大学のある場所にも少しずつ自分の生活ができてきます。
考え方③ 次の帰省だけを心の支えにしすぎない
次の帰省を楽しみにすることは悪いことではありません。
ただ、「実家に帰るまで毎日我慢する」という状態になると、一人暮らしをしている期間そのものがつらくなってしまいます。
次の帰省を楽しみにしながらも、
「今週は友達とご飯に行く」
「週末は好きなパンを作る」
など、今いる場所にも小さな楽しみを作ってみましょう。
実家と大学生活の両方に楽しみができれば、帰省後の寂しさとも付き合いやすくなります。
【つらいとき】実家に帰りたいほどつらいときは一人で抱え込まない
帰省後のホームシックは時間とともに気持ちが変化していくこともあります。
しかし、つらさを無理に我慢する必要はありません。
特に、食事や睡眠、大学生活などに影響が出ている場合は、一人だけで解決しようとしないことも大切です。
相談① まず家族や信頼できる人に気持ちを話す
「ホームシックになったなんて恥ずかしい」と隠す必要はありません。
家族や友達など、信頼できる人に、
「実家から戻ってからすごく寂しい」
「一人暮らしがつらくなってきた」
と話してみましょう。
話を聞いてもらうだけでも、気持ちが整理できることがあります。
相談② 大学の学生相談室などを利用する
家族や友達には話しにくい場合、大学の学生相談室などを利用する方法もあります。
大学によって名称や利用方法は異なりますが、学生生活について相談できる窓口が設けられている場合があります。
「こんなことで相談していいのかな」と遠慮せず、つらいときは利用できるサポートを確認してみましょう。
相談③ 大学を辞める・実家へ戻るなど大きな決断は焦らない
ホームシックが強いと、
「大学を辞めて実家に帰ろうかな」
「もう一人暮らしをやめたい」
と考えることもあるかもしれません。
もちろん、大学を続けるか、一人暮らしを続けるかは最終的には自分で考えることです。
ただ、帰省直後で寂しさが最も強くなっているときに、一人だけで急いで結論を出す必要はありません。
まず家族や大学の相談窓口などに現在の状況を話し、少し時間を置いてから考えてみてもよいでしょう。
ホームシック以外に大学生活や人間関係などの悩みが重なっている可能性もあります。
「全部ホームシックのせい」と決めつけず、自分が何につらさを感じているのか整理してみることも大切です。
【まとめ】帰省後にホームシックになる大学生は珍しくない
実家で家族と楽しい時間を過ごしたあと、一人暮らしへ戻って寂しくなることがあります。
特に帰省直後は、家族との生活と一人暮らしとのギャップを強く感じ、「もう実家に帰りたい」と思うこともあるでしょう。
ホームシックが続く期間には個人差があるため、「○日で治らなければおかしい」と焦る必要はありません。
家族や友達と連絡を取ったり、趣味に打ち込んだり、身体を動かしたりしながら、少しずつ普段の生活リズムを取り戻していきましょう。
私自身も、県外で一人暮らしを始め、帰省後に家族が恋しくなった経験があります。
そんなときにパン作りなど一人でも楽しめることを見つけたことで、一人暮らしの時間にも少しずつ楽しみが増えていきました。
実家を大切に思う気持ちと、大学生活を楽しむことは両立できます。
次の帰省を楽しみにしながら、今いる場所でも自分が安心できる時間や居場所を少しずつ作ってみてください。
そして、食事や睡眠、大学生活に支障が出るほどつらいときは、一人で抱え込まず家族や友達、大学の相談窓口などを頼りましょう。

