メルカリで「季節外れのアイテム」を効果的に販売する方法

季節の変わり目になると使わなくなったり不要なアイテムが増えることがあります。
これらのアイテムは、来シーズンに使用する可能性があるかもしれませんが、新しいものを購入検討する場合、売却も選択肢の一つになります。
季節の変わり目ゆえ、売れるかどうか心配かもしれませんが、適切なアプローチでまだ需要があるかもしれません。
この記事では、季節に関係なく商品を成功裏に売るヒントをご紹介します。

どこかに、必要な人が存在している
季節に縛られない用途の魅力を伝える
「セール価格」を効果的に利用する方法
まとめて売ることも「アピール」になる
創意次第で需要の高い商品に変化する

どこかに、必要な人が存在している

まず、季節の変化が何を意味するのかを最初に検討してみましょう。
店頭に並ぶ商品は春夏から秋冬へと毎シーズン変わりますが、季節感は個人の主観に依存します。
気温の変化が季節の変化と感じることもあるでしょう。

しかし、日本は地理的に幅広い国です。北から南まで気温には大きな差があります。
この観点から他の地域に住む人々と自分との気温感覚が異なることに気付いた人もいるでしょう。
例えば、あなたが「もうTシャツは着ない」と考えていても、他の都道府県の住民にとっては、まだTシャツが必要な場合もあります。

一般的な傾向として「季節がずれている」と感じる場合でも、それを利用して成功裏に商品を売るためには、特定の戦略が必要です。
以下では、効果的な販売戦略についてのポイントを紹介します。

季節に縛られない用途の魅力を伝える

・「いつでも使える定番アイテム」としてアピール

あるアイテムが定番とされると、それがいつでも使用可能であることをアピールすることができます。
たとえ個人的に来年使用しない予定であっても、定番の商品は来年も利用したいと考える人が存在するでしょう。
例えば、特定のブランドのTシャツが定番である場合、来年の夏に向けて購入する人もいます。

定番商品とはTシャツやワイシャツだけに限らず、特定の柄やデザインが一般的になっているブランドも多く存在します。
こういったアイテムの場合、説明文に「定番アイテムなので来年も利用可能」といった言葉が含まれていると、購買意欲を高める助けになるでしょう。

私自身もこの方法を頻繁に利用しており、よく着るブランドには特定の柄が定番として存在します。
季節が変わる際に、この定番の柄を購入することがあり、それが中古であっても問題ありません。
実際にはお得であり、私以外にも同様の考え方をする人が多いと考えられます。

・用途を提案する

季節に関連する商品が将来的に使用頻度が低下するか、完全に使用しなくなる可能性がある場合、その商品がどのようなシチュエーションで役立つか、用途を提案することが一つのアプローチです。
例えば、3月にダウンコートの購入を迷っていたとき、ある商品の説明文に「お花見にも着用できます」と書かれていたことがありました。

それまでの疑念は、3月にダウンコートを着る理由があまりないだろうというものでしたが、花見に使えるという提案を見て、購買意欲が高まりました。

商品が具体的なシーンでどのように活用できるかを購入者に提案することで、商品がまだ価値があると感じる可能性が高まり、購入に繋がることも少なくありません。
たとえば、夏が終わり秋に向かう際に、「スポーツ用途に適したTシャツ」とか、「キャンプで重宝するアイテム」といった具体的な使い方を商品説明に記載することも有効です。

「セール価格」を効果的に利用する方法

・「季節外れのセール」を強調して価格の魅力をアピールする

メルカリを見ていると、商品のタイトルに「期間限定価格」や「セール価格」などの言葉が時折見られます。
同様に、「季節はずれのセール」などと率直に表現することも一つの方法かもしれません。

「季節が違うからセール価格になっている」と強調することで、購入者にお得感を印象づけることができます。

セール価格を宣伝する場合、他の商品よりもわずかに低い価格で提供することが重要ですが、セール価格は出品者が自分で設定するものです。
したがって、セール価格を設定するときは、慎重に検討しましょう。
価格を過度に引き下げると、出品者が損をすることになります。
価格設定においては、他の出品者の商品価格を比較検討し、具体的な数字を根拠にすることが必要です。

・手間を感じないならリメイクを試してみる

もし手間を感じないのであれば、リメイクを考えてみる価値があると私は考えています。
たとえば、バッグの場合、ファーを少し追加することでふんわり感が生まれ、温かみを感じることができます。
こうすることで、夏に使用していたバッグが秋冬向けに変身することもあります。

私の友人の中には、毛糸を上手に利用してニット素材とTシャツを組み合わせる人がいます。
Tシャツの前面にニット素材のパターンを追加し、上着を着るだけで秋らしい雰囲気を醸し出す工夫をしています。

上着を重ねることでTシャツでも問題なく着用でき、チラ見えする部分がニット素材なので、秋らしい印象を与えます。
私の友人にとって、このようなリメイクは手間を感じないもののようです。

まとめて売ることも「アピール」になる

・「まとめ売り」が必要な場合

季節外れの商品を、どうしても今のシーズン後に売りたい場合、まとめて販売することも一つの選択肢です。
使用しない服などをセットにまとめ、福袋のように提供するアプローチです。

これにより、お得感が生まれます。
また、アイテムをセットにすることで、トップスやボトムなどのコーディネートも提供し、購入者にとって利用が容易になります。
したがって、高温の地域でも需要が高まります。

まとめて販売する際には、できるだけ類似した商品をセットにすることが重要です。
前述のように、直接着用できる便益があるため、たとえばTシャツ5枚とハーフパンツを組み合わせるなど、コーディネートを検討するのが良いでしょう。

さらに、ブランドを統一することができるならば望ましいです。
特定のブランドが好きでそのブランドの商品を探している人が多いため、一度に多くの商品を購入できることは非常に魅力的です。

・オークションの1円出品を検討する

季節外れのアイテムを売却する際、フリマアプリではなく、ネットオークションでの販売も検討する価値があるかもしれません。
フリマアプリでは、最低価格が300円からと制限されていますが、ヤフオク!などの主要なネットオークションサイトでは、1円から出品が可能です。

当然ながら、送料は落札者の負担となります。
ヤフオク!では、送料を落札者に負担させる出品者が多いため、フリマアプリと比較して出品者の負担が少ないと感じられることが一般的です。
1円出品の場合、実際に1円で落札されることもあるかもしれませんが、アイテムによってはユーザー間で競り合いが発生し、価格が上昇することもあるでしょう。