5月5日の子供の日。
「端午の節句」とも呼ばれ、
子供の日には、さまざまな風習がありますよね。
その中でも、子供の日と言えば、
「菖蒲湯に入る」ことを、思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?
菖蒲湯とは、
お風呂の湯の中に、菖蒲の葉や根を入れて入るお風呂のことです。
この菖蒲湯についてですが、「関西では入らない。」
こんな噂を聞いたことはありませんか?
果たして、本当に関西と関東で違うのでしょうか?
また、菖蒲湯だけではなく、
そのほかの風習の違いは、あるのでしょうか?
ここでは、関西と関東での、
子供の日の過ごし方の違いをみていきたいと思います☆
菖蒲湯は関西では入る?入らない?
では早速、噂の真相をみていきましょう!!
菖蒲湯とは、古代中国ではじまり、
邪気払いや厄除けをして、子供の成長を祈るという意味が込められています。
この菖蒲湯ですが、調べてみたのですが、
「関東では入るけれど、関西では入らない」という真相は、
見つけることが出来ませんでした…。
もしかしたら、そうゆう家庭もあるのかもしれませんが、
子供の日の菖蒲湯は、全国各地で入る風習があるのではないでしょうか☆
子供の日の風習、関西と関東の違いは?
でも実は、子供の日の風習で、
菖蒲湯以外に、関西と関東の違いがあるんです!
特に結婚して違う土地に住んでいるひとや、お子さんがいる人、
ちょっと気になりますよね☆
子供の日の風習の違い、関西と関東での違いは、実は2つあるんですよ。
いったいどんな違いがあるのでしょう?
早速、それぞれみていきましょう♪
ちまきとかしわもち
まず1つめ☆
端午の節句に食べるお菓子に、関西と関東での違いがあります。
◇関西⇒ちまき
◆関東⇒かしわもち
どうしてこの違いが来ているんでしょう?
そもそもちまきはすでに、平安時代より、
京都を中心に食べられていたそうです。
当時はちがやの葉っぱで包まれていたので、ちまきと呼ばれていました。
その後、菖蒲の葉っぱが使われるようになり、
端午の節句と関連が付けられ、今の習慣になっていったようです。
反対にかしわもちは、江戸時代の江戸が発祥なんです。
ちまきよりも、遅いですよね。
柏の葉っぱは、新芽が出るまで古い葉が落ちないので、
縁起のよいものとして、使われるようになりました。
ただ、関西の方では柏の生産地が少なかったため、
関西方面では、定着しなかったのではないか?という見解だそうです。
この歴史が、関西はちまきを食べ、関東は柏もちを食べるという、
現代の風習へと繋がっているんですね。
五月人形の飾りの違い
続いて2つめ☆
子供の日は男の子の節句とされている、端午の節句の日でもありますよね。
実は五月人形の飾りにも、関西と関東での違いがあるんです☆
◇関西⇒鎧飾り
◆関東⇒兜飾り が好まれるそうです。
鎧の方が、背も大きく、迫力がありますよね。
また、鎧を飾るときには、陣屋提灯を。
兜を飾るときには、かがり火を一緒に飾ることも多いそうです。
そして、五月人形と一緒に両立のぼりという、鯉のぼりとのぼり旗を飾る場合、
関西と関東では、左右が入れ替わるそうですよ。
また初節句として、五月人形を誰が買うか?ということでも違いがあって、
関西では母側の両親が送り、関東では父親側の両親が送る、という風習もあるそうです。
まとめ
さまざまな行事でも、関西と関東の違いはありますが、
子供の日の風習の違いもあるのですね。
昔からの習慣や土地で取れるものの違いで、
今日まで、違いがあらわれているのも面白いなと思います。
ただ、五月人形に関しても、絶対に鎧じゃなければ!兜出なければ!
という決まりはありません。
子供の日には、お子さんの成長を喜び、またこの先の成長を願い、
楽しく過ごして下さいね☆
今回の記事が快適な生活を送るお手伝いになれたら幸いです。
最後までお読み頂き有難うございました。