お食い初めのお祝いメッセージとは?
お食い初めは、生後100日前後の節目に行う日本の伝統行事です。
「これから食に困らず、穏やかな日々が続きますように」という願いを込めて行われる大切な時間。
この行事に添えるメッセージは、長い文章でなくても大丈夫。LINEやメールなら短いひと言でも気持ちは十分伝わりますし、手紙なら少し丁寧に表現するとさらに喜ばれます。
いつ・どうやって送る?タイミングと送り方
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前日〜当日の朝にお祝いを送る … 出席できない場合は前日までに。出席するなら当日朝の一言で十分。
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当日〜翌日にお礼を送る … 会が終わったら、当日〜翌日中に。写真を1〜2枚添えるとぐっと温かい印象に。
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送る手段の使い分け
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すぐに伝えたい → LINE/メール
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丁寧に伝えたい → はがき/手紙
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遠方の親戚へ → カードや贈り物に添える一言
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宛名と敬称の基本
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ご両親へ:「〇〇様」「〇〇さんご家族様」
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赤ちゃん宛:「〇〇ちゃんへ」 と添え書き
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迷ったとき:「ご家族の皆さまへ」 でOK
メッセージ文例【両親から親族へ】
家族や親戚に向けて感謝を伝えるときに。
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丁寧な表現
「本日は〇〇のお食い初めにお集まりいただき、ありがとうございました。皆さまと節目を分かち合えたことを嬉しく思います。これからも温かく見守っていただければ幸いです。」
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シンプルに
「今日は〇〇のお食い初めにお越しいただき、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。」
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カジュアルに
「来てくれてありがとう!〇〇もご機嫌で楽しい時間になりました。これからも仲良くしてくださいね。」
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写真を添えて
「今日の一枚をお送りします。落ち着いたらまたぜひ遊びに来てくださいね。」
メッセージ文例【祖父母から】
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定番
「本日は〇〇のお食い初めにお集まりいただき、ありがとうございました。これからの歩みを家族で支えていきたいと思います。」
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改まった言い方
「節目の日を皆さまと迎えられ、ありがたく思います。今後ともよろしくお願いいたします。」
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カジュアル
「にぎやかで温かい時間をありがとう。これからも家族みんなで支えていきます。」
メッセージ文例【親戚・友人から】
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出席したとき
「このたびは〇〇のお食い初めにお招きいただきありがとうございました。皆さまと共に祝えてとても嬉しかったです。」
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欠席したとき
「〇〇のお食い初め、心よりお祝い申し上げます。参加できず残念ですが、穏やかな一日になりますように。」
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贈り物に添える一言
「ささやかな品ですが、お祝いの気持ちを込めました。皆さまで和やかな時間をお過ごしください。」
そのまま使える短文(LINE/メール向け)
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40字前後
「お食い初めおめでとう!節目の日を迎えられてとても嬉しいです。これからの歩みを楽しみにしています。」
「今日は〇〇ちゃんのお食い初めですね。100日の節目をお祝いします。穏やかな時間になりますように!」
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60〜80字
「お食い初めおめでとうございます。ご家族の皆さまと節目を迎えられたことを心より嬉しく思います。これからもやさしい日々を歩まれますように。」
「〇〇ちゃんの100日をお祝い申し上げます。お食い初めがご家族にとって大切な思い出となりますよう祈っています。写真を楽しみにしていますね。」
手紙・はがき文例(季節の挨拶入り)
春の例文
「春暖の候、皆さまますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
先日は〇〇のお食い初めに際し、温かなお祝いの言葉をいただきありがとうございました。
おかげさまで、家族で穏やかな節目を過ごすことができました。
今後とも変わらぬお付き合いのほどよろしくお願いいたします。」
夏の例文
「盛夏の折、皆さまにおかれましてはますますご清祥のことと存じます。
このたびは〇〇のお食い初めに際し、温かなお心遣いをいただき心より御礼申し上げます。
無事に節目を迎えることができ、良い記念となりました。
またお会いできます日を楽しみにしております。」
秋の例文
「秋涼の候、皆さまにはお変わりなくお過ごしのことと拝察いたします。
先日は〇〇のお食い初めに際し、温かな御言葉をいただき誠にありがとうございました。
おかげさまで和やかなひとときを過ごすことができました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。」
冬の例文
「歳末の候、皆さまにおかれましてはご健勝にお過ごしのことと存じます。
このたびは〇〇のお食い初めに際し、温かなお祝いを賜り厚く御礼申し上げます。
家族で節目を迎えることができ、心より感謝しております。
来る年も変わらぬご厚誼をお願い申し上げます。」
100日祝いとしてのメッセージ
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シンプル
「100日の節目、おめでとうございます。これからの日々がやさしい笑顔で満ちますように。」
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親しい間柄で
「100日おめでとう!これからも笑顔あふれる毎日になりますように。写真楽しみにしています。」
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英語のひと言(カードに)
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Happy 100th Day! Wishing you peaceful and happy days ahead.
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Congratulations on Okuizome. May your days be filled with smiles.
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お礼メッセージ(出席者・欠席者へ)
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出席者へ(メール)
「先日は〇〇のお食い初めにご一緒いただき、ありがとうございました。皆さまと過ごせて良い記念になりました。写真を数枚お送りしますね。」
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欠席者へ(メール)
「このたびは温かなお心遣いをありがとうございました。おかげさまで無事に節目を迎えることができました。また改めてご挨拶させていただきます。」
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丁寧な手紙
「このたびは温かな御言葉を賜り、誠にありがとうございました。家族で和やかな時間を過ごすことができ、感謝の気持ちでいっぱいです。」
のし短冊・カードに添えるひと言
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「お食い初め おめでとうございます」
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「100日の節目に 心よりお祝い申し上げます」
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「これからの日々が笑顔で満ちますように」
よくある質問(Q&A)
Q. 絵文字は使っていいですか?
A. 近しい関係ならLINEやメールで少しだけOK。手紙や目上の方へは控えめに。
Q. 長文と短文、どちらが良いですか?
A. 相手との関係性に合わせて。迷ったら2〜3文でまとめると程よい長さになります。
Q. 宗教や縁起の表現は必要ですか?
A. 特別なこだわりがなければ「おめでとう」「穏やかな日々を」など中立的な言い回しで十分です。
Q. 赤ちゃんの呼び方は?
A. 「〇〇ちゃん」「〇〇くん」と親しみやすく。手紙ではフルネームを使うと丁寧です。
まとめ|形式より心を込めたひと言を
お食い初めのお祝いメッセージに厳格な決まりはありません。
大切なのは「ありがとう」「おめでとう」の気持ちをまっすぐ伝えること。
短くても一言添えるだけで、相手にとって忘れられない心温まるメッセージになります。
ご自身の言葉に、ここで紹介した文例を組み合わせて、やさしい気持ちを届けてみてくださいね。