庭に苔がどんどん生えてきて困っていませんか?
せっかく整えた庭でも、苔が広がると見栄えが悪くなり、雨の日には滑って転倒する危険もあります。さらに、苔が生える環境はナメクジや蚊など害虫も好むため、放置しておくのはおすすめできません。
そこで本記事では、庭に苔が生える原因 → 苔を防ぐ対策 → 効果的な駆除・除去方法 → 再発防止のコツ をわかりやすく紹介します。
庭に苔が生える理由
苔を取り除いてもすぐに再び生えてしまうのは、庭の環境に原因があります。
日当たり不足
苔は直射日光を嫌い、半日陰を好みます。庭木や雑草が茂って日当たりが悪い場所は、苔が繁殖しやすい環境です。
風通しの悪さ
鉢植えや物を密集させて置いていると、風が通らず湿気がこもります。空気の流れが悪い場所は苔の温床になります。
湿度・水はけの問題
水はけの悪い土や、雨の後に水たまりができる場所は苔が好む環境です。湿った土壌は苔が根付く原因となります。
庭の苔を防ぐ対策
まずは苔が育ちにくい環境を作ることが大切です。
日差しを確保する
庭木や雑草を剪定し、不要なものを片付けて太陽光を当てましょう。日光が差し込むだけで苔は生えにくくなります。
日光を遮断する
逆に、半日陰を好む苔の特性を逆手に取り、完全に光を遮断する方法もあります。シートや構造物で覆うことで、苔が成長できない環境にできます。
風通しを良くする
鉢植えや物を置くときは、間隔を空けて風の通り道を確保しましょう。空気の流れを作るだけで、苔は繁殖しづらくなります。
水はけを改善する
庭土に軽石や鹿沼土を混ぜることで水はけが良くなります。湿気を減らせば苔の発生を抑えられます。
庭の苔を駆除・除去する方法
すでに生えてしまった苔は、次の方法で取り除きましょう。
石灰を使った駆除
苔は酸性の土壌を好みます。庭に石灰を撒いてアルカリ性に変えることで、苔を根本から抑制できます。
※ただし、他の植物も枯れる可能性があるため、植物を育てていない場所に限り使用しましょう。
化学肥料を使った駆除
苔は土の栄養分を必要としないため、化学肥料が多い土壌では育ちにくくなります。他の植物を守りつつ苔だけを枯らす方法として有効です。
酢や熱湯で部分的に除去
小範囲の苔なら、酢や熱湯を使うのがおすすめです。
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酢:酢を5倍に薄めてスプレーすると、翌日には苔が枯れます。
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熱湯:かけるだけで簡単に除去できますが、火傷に注意してください。
植物の近くに使う場合は避け、スコップで土ごと掘り返す方が安全です。
苔の再発を防ぐ管理のコツ
駆除した後も環境が変わらなければ、再び苔が生えてきます。以下の工夫で再発を防ぎましょう。
防草シートや砂利でカバー
苔が出やすい部分を覆うと、日光や湿気を遮断でき、再発防止に効果的です。
定期的な庭のメンテナンス
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草木の剪定
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水はけ改善
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風通しの確保
これらを習慣にすることで、苔の生えにくい庭を維持できます。
まとめ
苔は 日当たり不足・風通しの悪さ・湿気 が原因で増えてしまいます。
駆除には「石灰・化学肥料・酢・熱湯」などの方法があり、環境を整えることで再発も防げます。
庭の苔対策は一度で完璧に終わらせるのは難しいですが、今回紹介した方法を組み合わせれば、「庭の苔取りの悩み」から解放される日が必ず来ます。