
気づかぬうちにポケットに入れっぱなしのボールペンを一緒に洗濯してしまい、インクが衣類にべったり…。そんなトラブル、誰しも一度は経験があるのではないでしょうか。
でもご安心を。インク汚れは工夫次第で自宅でもきれいに落とすことが可能です。本記事では、漂白剤、オキシクリーン、アルカリ電解水スプレー(激落ちくんなど)を使った対処法と、注意点についてわかりやすくご紹介します。
【STEP1】漂白剤でインク汚れに挑戦!
ボールペンインクにはさまざまな種類がありますが、水性インクであれば漂白剤を使った処理が効果的な場合があります。
◆処理手順
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準備 
 水5リットルに対して、キッチン用漂白剤を1~2杯加えてよく混ぜます。作業時はゴム手袋を着用し、皮膚への刺激を避けましょう。
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浸け置き 
 インクが付いた衣類を液に完全に沈め、30分放置します。
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すすぎ&洗濯 
 しっかりとすすいでから、洗濯機で通常通りに洗いましょう。
◆注意点
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使用量と時間は厳守 
 製品ラベルの指示に従い、過剰使用は避けましょう。生地が傷んだり色落ちしたりする可能性があります。
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色柄物にはNG 
 白い衣類向きです。カラーアイテムや柄物は変色する恐れがあるため避けましょう。
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素材にも注意 
 漂白剤が使えない素材例:
 ・ウール(フェイクファー含む)
 ・ナイロン
 ・アセテート
 ・ポリウレタン
該当する素材には使用しないでください。
【STEP2】オキシクリーンでじっくり落とす
漂白剤に不安があるなら、酸素系漂白剤のオキシクリーンも有効です。インクのタイプや衣類の素材によってはこちらの方が安心。
◆オキシクリーンを使った手順
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漬け込み 
 50~60℃のお湯4リットルに対し、オキシクリーンを1杯。インクが付いた服を1時間程度浸けておきます。
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洗濯 
 汚れが薄くなったら、通常の洗濯を行いましょう。必要に応じて漬け置きを繰り返してもOK。
【STEP3】激落ちくん(アルカリ電解水スプレー)でピンポイント処理
手軽に使えるのが「激落ちくん」などのアルカリ電解水スプレー。ダイソーなどでも似たような製品(例:落ち落ちV)が手に入ります。
◆使用方法
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スプレーする 
 インクが付着した部分にスプレーし、5分ほど放置。
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洗濯する 
 放置後はそのまま洗濯機で洗えば完了。布地を傷めにくく、扱いやすいのが特徴です。
インクの種類と染み抜き難易度
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水性インク:比較的落としやすい 
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油性インク:時間が経過すると困難に 
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乾燥後の汚れ:定着して落ちにくくなる可能性大 
インクの種類や衣類の素材によっては、完全に除去できないこともあります。どうしても落ちないときは、次の手段も検討しましょう。
【STEP4】クリーニングサービスの利用を考える
自宅での対処が難しいと感じたら、専門のクリーニング店に依頼するのも一つの方法です。
◆費用の目安
一般的には1点あたり 1,000円~3,000円程度。ただし、インクの定着具合や衣類の種類によって追加料金が発生することもあります。
◆高級クリーニングの利点
価格が高めな分、スタッフの技術や対応の質が高く、場合によっては「落ちなければ返金」といった保証付きのサービスを行っていることも。
依頼前にインクの状態を店員に見てもらい、可能性や料金を事前に確認しておくと安心です。
まとめ:あきらめないで!インク汚れは対策次第
服に付いてしまったボールペンのインクも、正しい手順とアイテムを使えば落とせる可能性があります。
・まずは素材に合った方法を選ぶ
・色柄物には注意
・インクの種類に合わせた処理をする
・どうしても無理なときはクリーニングに相談
焦らず慎重に対応することで、お気に入りの服をもう一度着られるチャンスが広がります。
 
  
  
  
  
