寒中見舞いのはがきについて・・・
年賀状や暑中お見舞いのはがきはよく目にするけれど、寒中見舞いのはがきについてはあまり知られていないことも多いですよね。
寒中見舞いのはがきは、郵便局で手に入るのかな?
使い残した年賀状を使うのは、礼儀に反しない?
寒中見舞いのはがき専用の切手は存在するのだろうか?
こういった寒中見舞いのはがきに関する情報を調査してみました。
寒中見舞いのはがき、郵便局での入手方法は?
寒中見舞いは、寒い季節に送るだけでなく、年末年始の挨拶が遅れたり、喪に服している際にも使われることがあります。
そんな寒中見舞いのはがきをどこで買えるかと考えると、まず郵便局が思い浮かびます。
例えば、新年の挨拶には「年賀はがき」、夏の暑中見舞いには「かもめーる」といった専用のはがきがありますが、寒中見舞い専用はがきは郵便局では販売されていないんです。
では、どんなはがきを使えばいいのでしょうか?
選択肢は以下の二つです。
・通常のはがき(官製はがき)
・私製はがき(切手を貼るタイプ)
郵便局では通常のはがきを販売しており、私製はがきは文具店などで入手可能です。
どちらも無地なので、文面のデザインは自作するか注文する必要があります。
この点において、郵便局では通常のはがきに寒中見舞いの印刷をする有料のサービスを提供しています。
・デザインテンプレートを選択(最低10枚から)
・はがき代金(63円×枚数)+印刷料金
加えて、郵便局ではすでに挨拶文が印刷された「挨拶文入り私製寒中見舞いはがき」も販売しています。
・5枚入り挨拶文入り私製寒中見舞いはがき(全4デザイン):250円(税込)
挨拶文とイラストが印刷されており、63円の切手を貼って投函します。
これらは年賀状の返事や松の内が明けてから立春までの間に送ることができます。
(松の内の終わりの時期は地域によって異なり、関東や東北、九州地方などは1月7日まで、関西地方は1月15日(小正月)までとする場合が多いです。)
まとめると、郵便局で冬の挨拶状を購入する場合、以下の3つの方法があります。
・無地の通常はがきを購入
・無地の通常はがきを購入し、有料印刷サービスを利用
・挨拶文入り私製はがきを購入し、切手も併せて購入
年賀状の余りを寒中見舞いに使うのは不適切?
年賀状の残りを寒中見舞いで使うことは、礼儀的に問題があるのでしょうか?
単にハガキとしての使用に問題はないものの、年賀状と寒中見舞いは本質的に異なる挨拶の形です。
年賀状は、文字通り新年を祝う意味を持つ新年の挨拶状です。
一方、寒中見舞いは、寒い時期に相手の健康を気遣うための挨拶状です。
従って、年賀状の余りを寒中見舞いとして使用するのは推奨されません。
また、喪中の際には、寒中見舞いを送るとしても年賀状は使用しません。
年賀状の返事が遅れた場合はどうするべき?
この状況では、松の内が過ぎているため、年賀と印刷されたハガキを使用するよりも、余った年賀状を通常のハガキに書き損じとして交換し、寒中見舞いとして送る方が適切です。
※ただし、書き損じの交換には手数料が必要です。
寒中見舞い用の切手、どのように選ぶ?
寒中見舞いを私製ハガキで送る際、切手の選び方が気になることでしょう。
特別な「寒中見舞い用切手」は存在するのでしょうか?
実は、寒中見舞い専用の切手というものはなく、通常の63円切手で十分です。
ただし、弔事用の切手も市販されているので、それを使うのは避けた方が良いでしょう。
まとめ
寒中見舞いのはがきに関する様々な情報をご紹介しましたが、専用の無地の寒中見舞いはがきは存在しません。
挨拶文は通常のはがきや私製はがきに、印刷または手書きで記入します。
さらに、印刷サービスを提供しているのは郵便局だけではないため、民間の印刷サービスを行っている企業のデザインテンプレートや料金、納期などを比較して、自分に最適なサービスを選ぶことが重要です。
私製はがきに切手を貼る際には、弔事用の切手を除けばどの切手を使用しても問題ありませんので、送り先に合わせて選んだり、記念切手を使用するのも良いでしょう。
今回の記事が快適な生活を送るお手伝いになれたら幸いです。
最後までお読み頂き有難うございました。