3歳児の劇遊び、保育士さんや幼稚園の先生ならどんな題材のオペレッタでしようかな…?と悩みますよね!?
その気持ちよく分かります(笑)
保育園なら真ん中くらいの年齢、幼稚園なら年少さんで集中力はそこまで長く続かないし何がおすすめか知りたい!
そんな幼稚園の先生や保育士さんの気持ちにこの記事では応えます!
私は現役、幼稚園の先生をしています。
実は年少さんも2回、担任を持ったことがあるのでお遊戯会の際はとても題材に悩みました…。
そこで保育士さんや幼稚園の先生、父母さんにもおすすめの劇遊びのオペレッタについてご紹介します。
ぜひ劇遊びを通じて、表現力を伸ばして楽しい経験をさせてあげてくださいね。
3歳児の劇遊びに重視するポイントとは?
まず、この章では3歳児の劇遊びでは何を重視して行うと良いのか?
というポイントをご紹介します。
保育士さんや幼稚園の先生は、ねらいを定めて劇遊びをしましょう!
・導入は大切に、子ども達に伸ばしてほしい力を明確に!
劇遊びの導入は、今後の子どもの意欲に9割以上関係しているといわれています。
つまり導入は劇遊びにとって、とても大切なポイントです!
子どもが劇をやってみたい!と思えるような話をしましょう。
例えば、
先生:「この“どうぞのいす”って絵本知っている?」
子どもは知っている子、知らない子それぞれです。
先生:「この絵本先生はとても好きなんだけど聞いてくれる?」と投げかけて、登場人物を紹介。
絵本を読みながら「うさぎさんの椅子はとても可愛くって、素敵な椅子なんだよ」と語りかけながら話しをします。
絵本を読み終わったら、「この絵本はとても素敵で優しい動物さんのお話なんだ。皆で劇をして動物になりきってやってみない?」と子どもの意欲を掻き立てながら話すようにしましょう。
子どもが「劇ってなんだろう?」という疑問に答えながら、楽しく行えるよう援助してあげましょう!
・劇遊びで歌が楽しい、ダンスが面白いという気持ちを伸ばしてあげよう!
劇遊びの魅力は、歌を歌って表現することが楽しい。
ダンスを体一杯使って踊ることの面白さを感じることができる事ですね。
大人でも好きな歌手の歌を歌ったり、ダンスを踊ったりする事は楽しいと思います。
劇遊びではやったことのないオペレッタの歌やダンスをするので、先生が楽しく魅力的なものだと伝えてあげる事が重要です。
私の場合は「ここのウサギさんの歌は、椅子を作るのが楽しいな~とか、動物さんが疲れたら休んでほしいな~という楽しみな気持ちで作ってみようね」と話しました。
具体的に登場人物の気持ちを伝えたり、話してあげると効果的ですね。
・劇遊びは詰め込みすぎず、やりすぎないのがコツ!
あまり毎日しっかり練習しすぎても、3歳児の子どもは飽きてしまします。
私も現役で年少さんの担任だった時、しっかり者の子が多かったので毎日練習しすぎて最後の方は飽きてきてしまいました。
そこで先輩の先生のアドバイスを受けて、2日間練習をしない日を作りました。
そうすると「先生またあの劇やってみたいな」と言う子も出てきて、じゃあ明日やってみようね!楽しみだね!と自然と劇遊びを始められました。
先生も毎日練習、練習だと息切れしてしまいますよね!?
しっかり余裕を持って、飽きないように嫌にならないように練習していきましょう!
おすすめのオペレッタ♪トップ3!
ここでは3歳児の子どもにぜひ体験してほしい、おすすめのオペレッタ、トップ3をご紹介します。
1.どうぞのいす
色々な動物がウサギの椅子を通して、どんどん食べ物を置いて休憩するを繰り返す可愛らしいお話です。
ロバが眠っているうちに、いつの間にか話が進んでいた…というワクワクする所も魅力的です。
キツネがパンを持ってきたり、クマがハチミツを持ってきたりして小道具も豊富に考えることができます。
子どもが自分の役で何か持ってくるという役割があるだけでも楽しいですね。
オペレッタの歌もウキウキするような明るい曲なので、楽しく歌うことができると思いますよ。
2.たぬきの自動販売機
単純だけれど「友達の大切さ」について学ぶことのできるお話です。
登場するタヌキは自動販売機を作ります。
その自動販売機に買いに来た動物達が欲しい物をタヌキが何でも変身させてしまいます。
欲しい物を買った動物達が喜ぶ姿を見てうれしく思っているタヌキくん。
ある時、「友達が欲しいんです」という動物のお願いごとに、タヌキ君が友達になろうと勇気を出していうことができるのか…?とドキドキしながら見ることができるシーンがあります。
タヌキくんの可愛らしい仕草や会話を楽しみながら見ることができるのがいいですね。
私の後輩の先生もこの劇をしていました。
オペレッタの曲はとてもリズミカルで楽しいものです。
3.おおきなかぶ
私がこの劇をした時は年中さんの4歳児でしたが、3歳児でも十分に楽しめる劇ですよ!
「うんとこしょ、どっこいしょ、それでもカブは抜けません」と元気に演じることができて、パワフルな内容でした。
カブ役の子もいて「抜けた~!!」とカブの抜けるシーンも迫力があって面白かったです。
登場人物がお爺さん、お婆さん、猫や犬など沢山いるのも見応えがあります。
しかも、有名なお話なので父母さんも楽しんで見ることができますね!
まとめ
3歳児の劇遊びにおすすめのオペレッタ、トップ3についてなどをご紹介しました。
参考になって頂けましたか?
下記にオペレッタを選ぶポイントをまとめましたので改めてご確認下さい。
・劇遊びを通じて表現力を広げたり、劇で演じることの楽しさを教えよう
・歌やダンスを身体いっぱいに伸び伸びと表現する楽しさを感じよう
・やりすぎはNG!先生も余裕を持って、子どもの意欲を伸ばそう
劇遊びにおすすめのオペレッタ
・「どうぞのいす」は可愛らしい歌とテンポの良いお話でおすすめ
・「たぬきの自動販売機」は魅力的な登場人物が面白い
・「おおきなかぶ」は見ごたえのあるシーンで迫力満点
是非、幼稚園の先生や保育士さんは参考にしてくださいね!
今回の記事が快適な生活を送るお手伝いになれたら幸いです。
最後までお読み頂き有難うございました。