3歳児って集中力が長くは持たないし、劇遊びに何をすれば良いか迷っちゃう!
という保育士さんや幼稚園の先生いますよね?
実は私は現役の幼稚園の先生をしています(笑)
幼稚園の年少さんも、劇遊びを教えていても練習途中で飽きてしまったり苦手意識を持ってしまう子供もいます。
本当に劇遊びって奥が深いけれど、教えるのはとても難しいと思います!
ですが、3歳児の子でも劇遊びが絶対好きになる方法があるんです。
劇が苦手な子どもでも夢中になって、劇遊びを楽しんでくれますよ!
是非、劇遊びにおすすめの題材を知って、飽きずに長く楽しめる劇にチャレンジしてみてくださいね。
劇遊びのポイントと意欲的に取り組める方法
劇遊びにとても重要な事は、「子どもが飽きることなく楽しい!」と感じられるか!?
劇に苦手意識のある子もいます。
劇遊びが好きじゃない子もいます。
練習をしすぎると、中だるみして飽きてしまう子もいます…。
劇遊びを楽しく、子どもが飽きることなく意欲的に取り組めるにはどうしたらいいのでしょうか?
そこで、この章では劇遊びのポイントと意欲的に取り組める方法を紹介します。
・劇遊びの題材になる絵本やオペレッタをしっかりと先生が読み込む
まずは、劇作りをする前に先生の下準備が大切ですよ!
題材になる絵本やオペレッタのストーリーを正確に把握し、子どもに楽しく教えられる土台作りをしましょう!
先生自身がしっかりと話を理解していれば、子供達に教える時に正確に分かりやすく伝えることができますよ。
衣装や道具、ストーリー構成を考える時にもとても大切ですね。
・子どもが興味を持って取り組めるよう、導入を大切に!
劇遊びをする時の導入はとーっても大切!
「劇が楽しくなるかどうかの80%は導入にかかっている!」と言っても過言ではありません(笑)
題材となる絵本も子供が分かりやすい物を選び、しっかり繰り返し読んであげましょう。
1度で理解できない子供がいる、と仮定してしっかり補足説明も加えてあげましょうね。
先生が3歳児に分かりやすいよう、かみ砕いて説明して、そして導入で「面白そうな話」と子どもが盛り上がれば、導入は成功です。
導入の大切さをしっかりと頭にいれておきましょう!
・劇遊びに飽きないような練習量、ペース配分に気を付けて!
劇遊びは練習しすぎてもNGです。
何故ならクラスの子全員が劇遊びを好きな訳ではないからです。
先生も自分の幼少期を思い出して…。
劇遊びが得意な子もいれば、苦手意識のある子もいたはず。
子どもによって劇に対するイメージや意欲は違ってきますね。
なので、劇遊びはやりすぎは絶対にダメ!
練習に慣れてきたら、練習しない日を作ってもいいんですよ。
詰め込まないことが重要です。
私も年少さんを担任していた時、しっかり者が多いクラスだったので、発表会の1ヶ月前には殆ど劇として仕上がっていました。
劇の発表会までは1か月ありましたが2週間で飽きてしまって、「失敗したな~」と感じた時がありました(笑)
今思えば、ほとんど完成していた時にちょっと休憩を入れて劇の内容を忘れない程度にしておけばよかったなぁと思っています(汗)
3歳児といっても繰り返し教えていれば、しっかりと理解してくれるし、ちゃんとできるんです。
もし発表会で台本通りにいかなかったとしても、劇をがんばった過程が大事。
3歳児だから可愛さがあって完璧でなくても大丈夫なんです。
担任を持っていると必死になって、余裕がなくなってしまいがちですが、心のゆとりを持っていきましょうね!
3歳児の劇遊びにおすすめ題材トップ3!
まず悩むのは劇遊びの題材ですよね!?
担任時代にやったことのあるもの、または他の先生がやっていて楽しそうだった題材をご紹介します。
1.きたかぜとたいよう
北風チームと太陽チームで分かれて劇遊びができるお話。
おすすめのポイントは風や太陽のイメージを先生が見せて、真似っこ遊びをしてみることです。
主人公の旅人役が、北風や太陽さんと出会っていくテンポの良いお話。
「ビュービュー」と風を吹かせたり、「ギラギラ」と太陽が照り付ける様子を子供の自由な発想で表現できますね。
2.アリとキリギリス
ちょっと一見難しそうにみえるイソップ物語。
でもキリギリスの家があったり、複数のアリ役を演じたりと昔話風で楽しい話です。
食べ物や飲み物が出てくるので、小道具も作りやすいですね!
アリ役を複数人でやれば、きっとキリギリスとの駆け引きも楽しめること間違いなし。
アリがせっせと働く様子やキリギリスの飲み食いをして暮らす様子を子どもが自分なりに表現するのが楽しみです。
アドリブも入れて面白くなりそうですね。
3.桃太郎
桃太郎がキジや猿、犬に出会ってきびだんごを渡し鬼退治に行く様子が面白いです。
桃太郎と動物のかけ引きにコミカルな会話も取り入れ、クスっと笑えるような劇ができそうですね。
幼稚園の先輩の先生がやっていましたが、桃太郎と鬼の戦うシーンは、迫力があって良かったです。
登場人物もたくさんいるので、見ごたえのある話ですよ。
まとめ
今回紹介した、おすすめの題材やポイントを参考に3歳児の子供達が飽きずに劇遊びを楽しめるものを作ってください。
下記にポイントと題材をまとめてみました。
・劇遊びが楽しめるかは導入が大切
・子供達全員が劇遊びが好きではないことを頭に入れて
・飽きずに行える練習量、ペース配分に気を付けて
・3歳児でも楽しめる題材を使って
・迫力のあるシーン、面白い会話のやりとりを取り入れてみて
・昔話や絵本、オペレッタの歌やダンスを生かして
3歳児におすすめな題材
・きたかぜとたいよう
・アリとキリギリス
・桃太郎
など、ポイントと題材を参考にしてくださいね。
今回の記事が快適な生活を送るお手伝いになれたら幸いです。
最後までお読み頂き有難うございました。