5月5日のこどもの日に入る菖蒲湯・・・
一体なぜ入るの?
地域性がある事柄なの・・?という疑問はありませんか?
また、菖蒲湯は地域によっても入り方が違うのか?
という疑問も沸いてきますよね?
菖蒲湯って習わしは聞いたことがあるけれど、なぜ?と聞かれたら答えられる人は少ないと思います。
私も、5月5日に菖蒲湯に入ることは知っていましたが、何故そのような習慣ができたのだろう?
と小学生の時、幼いながらもずっと疑問を抱いていました!
そんな素朴な疑問があって、地域によっても文化、風習が違うなんて、知らない人も結構多いですよね?
そこで、菖蒲湯に入る由来や地域による違いについて徹底解説したいと思います!
今回の記事を読んで頂き、5月5日の子供の日の地域の風習の違いを知って、ちょっとした雑学を得て下さいね!
5月5日の菖蒲湯、そもそもなぜ入るの?の疑問に答えてみよう
5月5日の「端午の節句」
鯉のぼりを飾ったり、ちまきや柏餅を食べたりしてお祝いをします!
ちまきや柏餅を食べるのも、男の子の健やかな成長を祈って食べられるようになった・・・という風習がありますよね!
菖蒲湯の由来は、まさに「無病息災」を願ったもの。
意外と知られていないですが、菖蒲湯にも意味があったのですね!
実は、「端午の節句」とは「菖蒲の節句」と言われていました。
旧暦5月5日は、現在の6月に当たります。
気候が不安定な時期に、この季節を乗り越えるために古代中国では厄除けを行っていました。
つまり、邪気払いとして「菖蒲湯」として菖蒲の葉をお風呂に入れるという習わしが伝わりました。
爽やかな菖蒲の葉の香りと、リラックスできる作用、血流促進も期待できますよ!!
私の家では5月5日になると母親が菖蒲の葉を持ってきてお風呂に入れてくれました。
独特な香りが幼い私には、まだ良さが実感できなかったのですが、大人になった今はその良さがわかるかもしれません!
菖蒲湯は地域によって入り方は違うのか?
5月5日の子供の日に入る菖蒲湯、
地域によって入り方が違うのか?
という疑問が沸きますよね?
調べたところ全国的に湯舟に菖蒲の葉を入れるのが基本スタイルのようです。
中には菖蒲の葉を頭に巻く風習があると聞いたり見たりしたことがある人もいると思いますが、頭に巻くのは地域の風習ではなく、各家庭でやるかやらないかのようです。
菖蒲の葉は悪い所を良くするという言い伝えがあることから、頭に菖蒲の葉を巻くと頭が良くなる、賢くなるという言い伝えがあるようです。
もし、あなたの家でも5月5日の子供の日に菖蒲湯で頭に菖蒲の葉を巻きたい場合には菖蒲の葉がお湯に浸かって十分に軟らかくなっているのを確認してから頭に巻いて下さいね!
でないと、菖蒲の葉は本来固く葉の端で肌を切る恐れがありますし、葉の先も尖っているので注意が必要です。
必ず柔らかくなっているのを確認してから頭に巻いて下さいね!
意外と知らない!「柏餅とちまき」「鎧飾りと兜飾り」こどもの日の風習、関東と関西では違っていた!?
菖蒲湯は関東では入るけれど、関西では入らない?という迷信がありますが・・・
基本的には、関東でも関西でも菖蒲の葉を入れてリラックスできる「菖蒲湯は、全国的にある」ということが判明しました!
家庭によって菖蒲湯に入る習慣、入らない習慣はあるようですが基本的に風習は残っているようですね!
意外と知らない!!食べ物や飾りの違い
関東と関西の違い、と言えば・・・
・関東→柏餅
・関西→ちまき
を食べると言った違いはあるようです!
私は北陸地方でしたが、柏餅を食べる風習がありました!
美味しいですよね、柏餅(笑)
平安時代からその違いはきているようで、京都を中心に「ちまき」が食べられていたそうですよ!
ちがやの葉っぱで包まれていたので、「ちまき」と呼ばれるようになったそうです。
5月5日が「ちまきを食べる」というイメージはなかったので、私は「意外な風習だな!」と感じています!
それに対して「柏餅」は、柏は新芽が出るまで古い葉っぱが落ちないので縁起が良いとして用いられるようになりました。
こどもの日に柏餅は毎年食べていましたが、その由来は私も知らなかったので・・・
そうなのか!と目からウロコでした(笑)
兜と鎧の飾りの違い
男の子の成長を祝う日として端午の節句は知られていますね。
でも、関東と関西で兜と鎧の飾りも少し違うんですよ!!
・関西→鎧飾り
・関東→兜飾り
私の実家は北陸ですが、「兜飾り」が主流でした!
この違いは案外知らなかった。
関東と関西で、こんなにも違いがあるなんて発見ですね!
でも、関東だから「絶対に、兜飾りでなければいけない!」という決まりはないので、各家庭で好きな方を選び、こどもの日を過ごせば良いのではないでしょうか!
菖蒲湯は赤ちゃんにはOK?入るコツも教えます!!
基本的に生後4ヶ月以降であれば、小さな赤ちゃんも菖蒲湯に入れることは問題ないとされていますよ。
生後2〜3ヶ月なら、肌が敏感でもあるので慎重に入れるようにしてくださいね。
あせもやオムツかぶれ、肌トラブルがある場合は無理に入らせないようにしましょうね!
しかも、長風呂は避けて最後の普通のおゆで上がり湯をかけてあげるようにしましょうね!
私の子供は生後3ヶ月でしたが、しっかりと菖蒲の葉を入れたお湯を試しに肌につけてみてから湯船に入るようにしました!
特段、赤みが生じたり肌荒れになったりしなかったので様子を見ながら入れると安心ですね。
菖蒲湯の入り方のコツ、効果について解説!!
菖蒲湯の由来は、中国で入っていた「蘭湯」にあります!
蘭湯とは、肩こり・神経痛・皮膚のかゆみなどに効果があるそうで、旧暦の5月は伝染病や害虫被害もあったことから、邪気払いに「菖蒲湯に入る」という風習が広まりました。
よく、間違われるのが「菖蒲と花ショウブは名前が似ているが、別物である!」ということに注意しておきましょうね!
菖蒲はサトイモ科ですが、花ショウブはアヤメ科ですよ。
花ショウブの葉と菖蒲の葉が似ていることからお互いその様な名前になったといわれています。
間違っても花ショウブの葉を湯舟に入れることはしないで下さい!
花ショウブの葉は有毒成分を持っているので間違って湯舟に入れると皮膚炎を起こす恐れがあります!
絶対に入れないで下さいね!
菖蒲の葉の根茎には、テルペンやアザロン、オイゲノールといった成分があり、疲労回復、精神安定、冷え性や肩こりにも効果があるということが期待されていますね!
私は、菖蒲湯には疲労回復やリラックス効果があることは知らなかったので、大人になってからは菖蒲湯に入らなかったけど、これからは、毎年5月5日には入りたいな!と強く感じました。
5月はまだ肌寒い時期なので、ちょうどいいですよね!
端午の節句が近づくと、菖蒲の根茎がスーパー、百貨店、青果店、インターネット通販でも買うことができるようになります。
手軽に購入できるので子供がメインの習慣ですが、大人の健康の為にも菖蒲湯に入りましょうね!
まとめ
いかがだったでしょうか?
菖蒲湯についてや、端午の節句の習わし、五月人形の飾りや食べ物に関しての違いが見られて面白かったのではないでしょうか?
私は、関東地方の風習で兜飾りや、柏餅を食べる風習がしっくりきたので面白かったです!
あなたも是非、5月5日は端午の節句の意味を思い浮かべながら菖蒲湯にゆっくりつかってみてはいかがでしょうか!
ぜひ、この記事を参考にして菖蒲湯に入って下さいね!
今回の記事が快適な生活を送るお手伝いになれたら幸いです。
最後までお読み頂き有難うございました。