昨今のバイク人気、特に50cc~125ccの小型二輪バイク(スクーター含む)は経済的な面と50ccの原付バイクの細かな交通規制が無い為に人気が高いです。
中でも自動車の普通免許を既に取得している人なら小型二輪AT限定であれば最短2日で教習所の教習並びに卒検合格が可能です。
かくいう私も50代にし小型二輪AT免許を取得したくなり2日間コースで教習を終え無事に卒検合格し免許取得できました。
今回はその経験を元に小型二輪AT限定の教習内容を紹介していこうと思います。
※以下の教習内容は自動車普通免許を既に取得している場合になります。
普通自動車免許を取得していない場合には学科の時間数や技能内容が異なると思います。
教習内容の前に教習所選びが大事!
教習内容の前にまずは教習所選びが大事です。
以下に選び方のポイントを紹介します。
これはできるだけご自宅から近い教習所を選ぶのが良いでしょう!
教習所によっては送迎バスを運行しているところもありますが、公共の乗り物を利用して通うとなると交通費が掛かりますからね、あとは通うのに時間が掛かってはそれが負担で通わなくなってしまっては意味がありません。
次に教習所の口コミをネットで調べておきましょう。
既に自動車免許取得の為に通ったことがある卒業生の人はその必要は無いと思いますが、初めての方は口コミは見ておいた方が良いと思います。
教習所によっては入所したは良いが全然予約が取れない!や教官の態度が悪いなどの問題がある所もありますから教習所を決める前に事前調査をしておきましょう。
後は一番大事な教習料金も近場の教習所何件かをピックアップし料金の比較をしてご自身が納得いく料金の教習所を選びましょう!
なるべくだったらお安く済ませて残りのお金はバイク購入費に回した方が良いですからね!
小型二輪ATの教習内容とは?
それでは私が教習所で受けた小型二輪AT限定の教習内容をご紹介したいと思います。
私の場合は既に普通自動車の免許を取得していたことから2日間短期コースを受けることができたので、その内容を紹介します。
小型二輪AT限定の教習内容は技能教習が8時間、学科が1時間、そして最後に卒業検定、いわゆる卒検です。
下記が私の教習スケジュールです。
スマートフォンに教習所のアプリをインストールすると教習が始まる前にスケジュールが送られてくるシステムでした。
略語になっているので分かり易く説明しますね、各教習所によって教習内容の名称は違うかもしれませんが内容は同じなはずです。
自小特別とは
自小特別はいわゆる教習コースを125ccのスクーターに乗って走る時間です。
安全確認、ウィンカーを出すタイミングや消すタイミング、クランク、S字走行などがあります。
また、一本橋(平均台)走行といって幅30cm長さが15m程のところを脱輪しないように走ります。
これは交通渋滞している時などにゆっくり走行でバランスを崩さず走る為の練習でもあるそうです。
因みに卒業検定の時に2回失敗して脱輪してしまうと不合格になるそうです。
私はこの一本橋は苦手でした(汗)
後、急制動という項目があって直線道路を30キロ以上のスピードをキープし目印のところまで来たらブレーキを掛けて指定された停止線で止まるという練習もします。
これは走行中に急な飛び出しがあった時に止まる練習だそうです。
急制動の教習の場合、ブレーキを掛ける目印の所に来る前にブレーキを掛けたり、ブレーキレバーに手を掛けてしまったり、停止線を越えて止まってしまったらアウトです。
こちらも卒検の時に2回失敗してしまったら不合格になります。
S字、クランクも道の両サイドにパイロンが置いてあるので倒してしまったらアウトだそうです。
他は最初の内は教官の後ろを追いて走行するので同じ様に走れば大丈夫です。
教習後半になると卒検に向けてコースを覚える必要がある為に順番が変わって教官が教習生の後ろを走るようになります。
教習中に教官から色々とアドバイスを頂けるので、そのアドバイスを意識して走れば大丈夫です。
実際にバイクに乗っての教習時間は5時間です。
小ASとは
小ASとは教室でのシミュレーションです。
二輪車、オートバイの場合は車の仮免許と違って教習所外に出ることができません。
それを補う為にシミュレーション画面を使って街中をオートバイで走行する練習をします。
実際の走行とは違いますが子供が飛び出してきたり救急車が走ってきたりするので練習にはなると思います。
ただ、モニターを見ての走行練習なので変な運転酔いをしてしまう人がいるそうです。
このシミュレーションの時間が2時間です。
小Aケスとは
小Aケスとはケーススタディーのことになります。
この時間は実際に公道をバイクで走っている時に車と起こしやすい事故はどんなケースかを習います。
私が通った教習所では教習コース内を教官が車を運転し私達教習生は助手席と後部座席に座ります。
別の教官がバイクを運転し実際にこんなシチュエーションの時に事故が起こりやすいというのを説明を交えながら実践してくれます。
これ凄く為になりますよ!
また、バイクに乗っている時にバランスを崩してバイクが倒れそうになった時にバイクの下敷きにならない、身体を守るのが一番大事というバイクから上手に離れる練習もしました。
上記の授業が1時間です。
学科の授業
学科の授業ではモニターを見ながら、バイク事故の様子やバイクを運転していて気を付けるポイント、ヘルメットやプロテクターの重要性などを学びました。
学科の授業が1時間です。
上記が小型二輪AT限定の教習内容です。
技能講習(自小特別、小AS、小Aケス)合計8時間
学科が1時間
全て無事に終えたら卒業試験を受ける流れです。
小型二輪AT限定教習での注意点
教習所で小型二輪AT限定教習を受けるにあたっての注意点を紹介します。
- 服装は長袖長ズボン、靴下はすねまで隠れるものを着用。
- バイク用グローブを忘れずに!
- ヘルメット(JISマーク、スネール規格の付いたもの)を用意する。
※教習所によっては貸出をしている
4.免許証と健康保険証は忘れずに!
※免許証は卒検の時に必要なので絶対に忘れないように!
後は卒業検定の時に走るコースを事前に覚えておく!
卒検の時、教官は教習生の後ろを追いてくるだけで基本何も言わず採点するだけです。
私が通った教習所では2つのコースがあり卒検の30分前にこっちのコースを走って下さいと伝えられます。
ですので、2つのコースの内、どちらのコースを走るかはギリギリまで分からないので事前に2つのコースを覚えておく必要がありました。
コースを覚えておかないと何処を右折する左折するが分からないということになってしまいます。
コースを間違えても減点にはなりませんが、採点対象の正しいコースを走らないと終わりません。
間違ったコースを走っている時に交通違反や安全確認を怠ると減点されてしまいます。
コースを覚えていないことで余計な距離を走らなくてはならなくなり、そこで減点されてしまって不合格になってしまっては意味がありません!
その様なミスを起こさない為にも卒検前に走るコースは覚えておきましょう!
まとめ
小型二輪AT限定の教習内容と教習所選び、注意点など記載しました。
いかがだったでしょうか?
事前に色々と分かっていてから教習を受けた方が心構えもできて順調に教習が受けられると思い今回紹介させて頂きました。
それでは、この記事を読んで頂いた方が無事に小型二輪AT限定の教習を終え免許取得できますようお祈り致します。
今回の記事が快適な生活を送るお手伝いになれたら幸いです。
最後までお読み頂き有難うございました。