「三井住友カードアカウントの再認証が必要です」という件名で届くメールにご注意ください。
これは詐欺メールの疑いがあります。
このようなメールを詐欺と見分けるためのポイントを以下で説明します。
どうぞご参考にしてください。
詐欺メールを見抜くポイント
宛先が不明確
このメールには特定の宛名が記されておらず、「お客様」と一般的に呼びかけています。
通常、三井住友カードからの公式メールは、受取人の名前やアカウントに関連するハンドルネームが含まれています。
※告知メールなどの一部にはそれが含まれないこともあります。
送信元アドレスが異常
送信元アドレスが「no-reply@st295.com」と表示されていますが、これは三井住友カードの公式ドメインとは異なります。
正式なドメインは以下の通りです:
・contact.vpass.ne.jp
・vpass.ne.jp
・mail.vpass.ne.jp
・smbc-card.com
・prepaid.smbc-card.com
・smbcgroup-point.jp
・opt-auth.net
これら以外のドメインからのメールは、詐欺である可能性が高いです。
また、正式なメールには通常、公式のロゴが表示されているので、それを確認することも重要です。
怪しいリンクが含まれる
メールには「https://zunjianggz.com」というURLが含まれていますが、これは三井住友カードの公式サイト「https://www.smbc-card.com」とは異なります。
フィッシング詐欺の多くは、偽のウェブサイトに誘導して個人情報を盗み取ろうとするため、不審なリンクは開かないように注意してください。
迷惑メールへの対処法
三井住友カードの利用通知サービスを活用
三井住友カードが提供する利用通知サービスでは、不正利用が疑われる場合にSMS、Vpassアプリ、LINEを通じてお知らせが届きます。
特にVpassアプリのプッシュ通知はすぐに内容を確認できるため、安心です。
通知のタイトルは「【三井住友カード】ご利用確認のお願い」や「【三井住友カード】カード利用確認のご協力を」といった形式になります。
個人情報の入力は控える
リンクをクリックした先で個人情報の入力を求められても、絶対に入力しないでください。
三井住友カードは、公式サイトやメールで個人情報の入力を求めることはありません。
ハンドルネームの使用
三井住友カードのサービスではハンドルネームの設定を推奨しています。
ハンドルネームを登録することで、メールが自分宛てのものかどうかを簡単に判断でき、迷惑メールの見分けがつきやすくなります。
メールアドレスを非公開に
SNSなどでメールアドレスを公開すると、詐欺師に利用されるリスクがあります。
メールアドレスは公開しない方が安全です。
怪しいサイトへの登録を避ける
あまり知らないサイトへの登録は避けましょう。
登録が必要な場合は、フリーメールアドレスを使用するとよいでしょう。
フィルタリングサービスを利用
多くのプロバイダや携帯会社が提供するメールフィルタリングサービスを利用することで、迷惑メールを効率的に防ぐことができます。
メールは未開封で
怪しいメールは開かずにそのまま削除することが最も確実です。
迷惑メールを見分けるポイントを押さえ、疑わしいメールには手を出さないようにしましょう。
カードの利用停止
リンクをクリックして個人情報を入力してしまった場合は、すぐにカードの利用を停止しましょう。
三井住友カードはオンラインでのカード再発行を24時間対応で無料で行っています。
また、電話での再発行も24時間365日対応していますが、手数料がかかる場合があります。
再発行には「0120-919-456」または「06-6445-3530」に連絡してください。
また、不正利用が発生した場合は、警察のフィッシング110番やサイバー犯罪相談窓口にも相談してください。
実際に受信した迷惑メール
受信したメールの件名:
【重要】三井住友カードアカウントの再認証が必要です
以下が迷惑メールの本文です。:
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いつも 三井住友カード をご利用いただきありがとうございます。
お客さまのWEBサイトのご利用につきまして、パスワード等の入力相違が続きましたので、
本日より当社サイトのご利用(WEB、スマートフォン 共通)を一時制限させていただきました。
お客さまにはお手数をおかけいたしますが、本人確認後、制限を解除することができますので、
何卒ご理解とご協力をお願い申しあげます。
本人確認をご希望の場合は、以下のリンクをクリックして本人確認を行ってください。
https://zunjianggz.com
※一定期間ご確認いただけない場合、三井住友カードを制限させていただきます。
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■発行者■
三井住友 カード株式会社
〒135-0061
東京都江東区豊洲2丁目2番31
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以下がメールのスクリーンショットになります。
まとめ
今回は、三井住友カードを装った迷惑メールの例をご紹介します。
このメールを迷惑メールと断定した理由を以下に述べます。
1.宛名が不記載
通常、重要な通知メールには受信者の名前が記されています。三井住友カードでは、ユーザーがハンドルネームを設定しておくと、メールがそのハンドルネーム宛に送られるため、迷惑メールかどうかを容易に見分けることができます。
2.疑わしい送信元アドレス
今回受け取ったメールの送信元アドレスは「no-reply@st295.com」でした。三井住友カードには公式のメールアドレスが7つありますが、このアドレスはどの公式アドレスにも該当しません。
3.URLが正規でない
メール内に記載されたURL「https://zunjianggz.com」は、三井住友カードの公式サイト「https://www.smbc-card.com」と異なります。
以上の点から、このメールが迷惑メールであると判断しました。
迷惑メールは開かず、すぐに削除することが重要です。
このようなメールを受け取った場合は、注意深く対処し直ちに削除してください。