0歳児のお子さんを担任に持つ保育士さん、0歳児の過ごす保育室のレイアウトについて、どうしたら良いのか悩んだ経験ありませんか?
私は昨年出産をして、早くも1年が経ちました。
0歳児の子どもを育てるのは初めてで、赤ちゃんが過ごす部屋の周りにはどのような物を配置したら安全に過ごせるのか悩みました(笑)
0歳0か月~6か月頃までは当然ですがオムツは直ぐに取れる位置にあった方が便利!
オモチャで遊ぶ時は安全で椅子やテーブルのない場所にして、広々遊べた方が良い…など考えました。
保育室のレイアウトも同様に色々と工夫すればベストな状態が作れるはずです。
そこで、この記事では0歳児を担当する保育士さんに快適で安全に過ごせる、おすすめのレイアウトについて解説をしていきます。
ぜひ参考にして、お子さんの園生活が安心して楽しめるよう援助してあげてくださいね!
保育室のレイアウトについて解説
まずこの章では、そもそも保育室のレイアウトはどのように考えれば良いかを解説していきます。
1.0か月~4か月頃のハイハイができない赤ちゃんは保育室専用内にスペースを作ろう
まだハイハイのできないお子さんもいるので、その子はマットを敷いて倒れにくいゲートで仕切ると良いです。
小さな赤ちゃんでも仕切りがあれば、誤ってけがをする事も少なくなります。
プレイマットやメリーを置いてあげて、仰向けでも楽しめる空間を作りましょう。
2.テーブルは高さ60cm×幅60cm位で角はぶつかり防止クッションを付けて。
椅子は背もたれのある低めの椅子で、倒れにくく重さがある物を選ぼう。
テーブルや椅子は広々とした部屋の端に配置しましょう。
そうすることで、赤ちゃんがつまずいたり転んだりしてもケガを防ぐ確率を下げることができるので安心です。
3.壁沿いの窓がある明るい場所に絵本スペースを作ろう
小窓のある明るい場所に絵本の本棚を置き、その下にマットを敷いて絵本スペースを作りましょう。
私の娘は10か月を過ぎて歩けるようになってくると、自分で本棚から絵本を取れるようになりました。
同じ位の月齢のお子さんがいる場合は、絵本の表紙が見やすいように壁沿いに本棚を配置するといいですね!
4.中央の安全なスペースに滑り台があると楽しい
6か月~8か月頃のお子さんは、だんだんハイハイができるようになって身体が動かせるようになります。
9か月を過ぎた位からは、つかまり立ちも覚えたりするようになります。
保育室のレイアウトを工夫すれば、木製の滑り台を置いて伸び伸びと身体を動かすことができます。
壁の近くに置いてしまうとぶつかる危険もあるので、保育室中央の広々スペースに置くと良いでしょう。
保育士さんが一緒に見てあげれば、楽しく滑り台ができるはずです!
自宅では中々滑り台を置くスペースのない家庭でも、保育園で楽しく過ごせそうでいいですね!
5.オモチャはつまづき転倒しないよう、オモチャ入れ棚を端に置く
0歳児は空間認識がまだまだなので、オモチャを片付ける棚を置きましょう。
引き出しや棚などでゲート代わりにしても良いかも。
上のオモチャも取り出しやすいように80cm程度の高さの棚がおすすめです。
棚は基本的に倒れない物を壁沿いに置くのが基本ですが、オモチャが増えてきたら籠にしまってそれを棚に入れてもOK。
オモチャは、保育士さんも取り出しやすい位置にあると良いですよ!
オモチャの位置は、私の働く幼稚園でもよく考えます。
子どもも、保育士も出し入れしやすい配置がベストです!
6.窓際には安全のためにベビーサークルを
どこの保育園もあるかと思いますが、窓際にベビーサークルは必須です!
万が一窓のカギが開いていた場合、ハイハイが早くなってくると目を離した隙に直ぐに外に出てしまうかもしれません。
私の娘もハイハイが早くなってきた頃には直ぐにベランダに出たがりましたので、窓際にベビーサークルを用意しました。
ハイハイやつかまり立ちができる時期のお子さんの安全を確保するためにもベビーサークルは必ずつけましょう。
7.保育者の出入り口は鍵付きのベビーゲートを
保育者の出入り口は出入りしやすくすると共に、鍵付きのベビーゲートで子供達が室外に出ないようにしましょう。
お子さんの送迎時に頻繁に部屋を空ける場合は、鍵を掛けてより安全な環境を作りましょう。
0歳児の保育室のレイアウトの注意点
この章では0歳児の保育室のレイアウトの注意点を紹介します。
・棚やテーブルの配置は、安全に配慮して考える
・滑り台などの遊具や押し車は周りが危なくないよう気を付ける
・保育者が動きやすい動線を作って子供達の手助けができるようにしよう
・レイアウトは上手くいかなかったら、随時変更してもOK
・床に引っかかる物や配線コードなど危険な物は置かないようにしよう
・簡単に倒れるような物は置かない、危険な物はNG
注意点としては安全に過ごせて、保育者がすぐに動けるような動線を確保する事。
危険な配線や細かな物がないか、十分に気を付けるようにしましょう!
またレイアウトは上手くいかなったら変えてもOK。
子どもや保育者の動きに合わせて、適宜考え直すことも大切です。
まとめ
この記事では0歳児の保育室のレイアウトについて紹介しました。
0歳児を担任に持つ保育士さんに参考になって頂けたと思います。
下記にこの記事の要点をまとめましたので改めて確認してみて下さい。
・ハイハイのできない赤ちゃんの専用スペースを作ろう
・テーブルや椅子は広々とした安全な場所に配置しよう
・絵本スペースは窓際の明るい場所に置き、マットも敷こう
・滑り台など大きめの遊具は保育室中央に置こう
・配線などは注意して危険のないようにしよう
・ベビーサークル、ベビーゲートで安全を確保しよう
是非、0歳児が快適に過ごせる保育室のレイアウトを考えてくださいね。
今回の記事が快適な生活を送るお手伝いになれたら幸いです。
最後までお読み頂き有難うございました。