5月5日はこどもの日ですよね☆
こどもの日というと、どんなことが思い浮かびますか?
5月5日は、「端午の節句」でもあります。
もともとは、男の子の成長を祝う端午の節句から、
こどもの日となっていったそうです。
そのため、こどもの日というと、
兜や鯉のぼりを飾ったり、菖蒲湯に入ったり…
そして、「柏餅を食べる」「粽を食べる」ことを、思い浮かべる人もいると思います♪
きっと毎年、楽しみにしている人もいますよね(^-^)
私も、柏餅が大好きです☆
普段売られている時よりも、こどもの日に売られている柏餅の方が、
なんだか美味しくて、特別に感じられるんです♪
ちなみに、知っている人も多いとは思いますが、
柏餅はこの記事のトップに掲載している写真の右側にある、
柏の葉っぱで包まれている、白いお餅のことです。
中にはあんこも入っていて、食べ応えもあります☆
みそあんが入っているものもありますよ。
粽は写真の真ん中にある、笹の葉っぱで包まれていているものです。
中には、白くてモチモチしたお団子が包まれています。
味はほんのり甘くて、ほんとにモチモチしていて美味しいんですよ☆
実は、柏餅も粽も、こどもの日に食べるものになりますが、
どちらを食べるかは、関東と関西で違って定着しているんです。
みなさんの地域で食べるのは、柏餅?それとも粽?
この記事では、こどもの日に食べる柏餅と粽について、
それぞれの意味や由来を、ご紹介していきます♪
こどもの日に食べる柏餅の意味や由来
縁起物の柏餅
柏餅の由来はズバリ!
柏の葉が、縁起ものだったことからきています。
どんなところが、縁起に良いとされているのでしょうか?
柏の葉について、少しお話していきますね☆
この話は、武家文化までさかのぼります。
家系が途切れてはいけない…
なんていう、お世継ぎ問題は、
もちろん武家社会では、最も重要視されていることでした。
そこで、縁起担ぎに使ったのが、柏の葉っぱです。
ちなみに、柏の木って知っていますか?
葉っぱは、柏餅に使われているから知っているけど、
木は…?どんな木なのでしょう?
実は柏の木は、中部地方から北海道に多く生えている木なんです。
もしかしたら、見たことのない人も多いかもしれませんね。
厚い皮に覆われていて、
火事が起こっても耐えられるという、立派な木なんですよ。
また、冬の暴風にも耐えることが出来るんです。
柏の木は、落葉樹の仲間なのですが、
春に新しい葉が生えてくるまで、枯れた葉は落ちないんです!
暴風に耐えながらも、落ちない葉…
柏の木って、とっても強いんですね!
ここから、
耐えることなく変わっていく⇒途切れない
という、縁起のよい葉として伝えられていったのです。
家紋にも使われているのにも、
この由来が関係しているそうですよ☆
柏の葉っぱは、本当に縁起のよい葉だということが分かりましたね!
ちなみに、江戸の文化では、
すでにこの風習が定着していたそうです。
そのことからも、今日にいたるまで、
柏餅が関東に定着しているのも、納得がいきます♪
こどもの日に食べる粽(ちまき)の意味や由来
災いを除ける粽
では、続いて粽について、お話していきます。
粽の由来はズバリ!
あるものからの災いを退けるために、粽を葉で巻いたことからきています。
このあるものというのは、このあとお話しますね☆
関西方面の人は、こどもの日というと、
粽を食べる人が多いのではないでしょうか(^-^)
逆に、関東の人には、もしかしたら馴染みがないかもしれませんね。
どんなもの?と思う人もいるかもしれません。
そして、「ちまき」と聞いて、
おこわが包まれている、ちまきを想像する人もいるかもしれません。
ここで言うちまきとは、おこわが入っている中華のちまきではなく、
米粉で作ったお団子のような、和菓子の方のちまきですので、
間違えないで下さいね(^_^;)
粽は笹の葉に巻かれていているのですが、
笹の葉は、見たことある人も多いですよね?
七夕の笹の葉、笹の葉寿司など、
日本人にとっては、馴染み深い葉ですよね。
笹の葉っぱは殺菌効果もあり、
保存食を巻くことに、使われることが多いです。
これがどうして、端午の節句と結びつくのでしょう?
粽が災いを除くものとして、使われるようになった由来は、
実は中国から伝わった、こんなお話からきています。
ここで、その由来をお話していきますね。
時代は楚の時代まで遡ります。
その当時中国では、国王の側近であった、とっても信頼のおける、
屈原(くつげん)という詩人がいました。
陰謀によって国を追われてしまったのですが、
その後、未来に失望してしまった屈原は、5月5日に川へ身を投じてしまったのです。
その後、この屈原のために、5月5日には、
もち米をお供えものとして、川に投げ入れるようになりました。
ただ、この投げ入れているお供えものは、幽霊からの伝えによると、
屈原に届かずに、悪い龍に横取りされてしまっていると言うのです。
そこで、その悪い龍が嫌いだという、
煉樹(れんじゅ)の葉で包んで、投げ入れるようになったそうです。
そのことから中国では、
5月5日には粽を作って配るという習わしが生まれました。
これがのちに、奈良時代の日本に伝わり、
5月5日に粽をだす⇒災いを除くという風習が定着していったのです。
その時代の文化というのは、まずはじめに京の都に伝わったので、
関西では粽という風習が出来たのですね。
粽というのは、関西の人にはなじみが深く、
厄除けとして、玄関先に飾ったりもするんですよ。
本来は煉樹の葉で包んだもち米でしたが、
保存も効き、殺菌効果のある笹で包むようになりました。
また、余談ですが、関西では柏の生産が少なかったため、
柏餅が定着しなかった、という見解もあるそうですよ。
まとめ
柏餅も粽も、こどもの日に食べるものですが、
由来や意味によって、
関東と関西で定着している違いがあるのは、とても面白いですよね。
今は全国どこでも食べられますが、
そんな今でも、まだまだ違いがあるということも凄いことだと思います。
こどもの日には、柏餅や粽、また菖蒲なども、
スーパーでも売られるので、行事を楽しむことが出来ますよね。
お菓子売り場なんかでは、3月3日の桃の節句(ひなまつり)が終わると、
お菓子つきの鯉のぼりも、見かけるようになります。
ぜひ、こどもの日には、柏餅や粽を食べながら、
1年に1度しかない行事を楽しんで下さいね☆
もし、住んでいる地域によって馴染みのない、
柏餅や粽を食べたことがない人は、
こどもの日を機会に、食べてみてはいかがですか(^-^)
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今回の記事が快適な生活を送るお手伝いになれたら幸いです。
最後までお読み頂き有難うございました。