みなさんは小さいころ、こどもの日に菖蒲湯に入ったことはありますか?
小さい頃は入っていたなぁと思っている人や、
自分のことは覚えてはないけど、
子供が生まれてからこの行事を知った人など、さまざまだと思います。
なんとなく、「こどもの日は菖蒲湯に入る」ということは知っているけど、
実は、その由来や入り方などは、知らない人も多いですよね。
この記事では、そんなあなたに、
菖蒲湯についての由来や、正しい入れ方をご紹介していきます(^-^)
子供の日と菖蒲湯の関係と由来
子供の日と菖蒲湯
そもそも、こどもの日に菖蒲湯に入るようになったのは、何故なのでしょう?
菖蒲湯とは、菖蒲の葉や根をお風呂に入れたものですが、
菖蒲の花は知っていますか?
5月上旬ごろ、紫色のキレイな花を咲かせ、
平たくて細く、とんがっている葉っぱが特徴です。
池や沼の近くに生えていて、見た目はアヤメにも似ています。
そもそも、日本には5つの節句があるのですが、
その節句には、それぞれに合わせた、季節の植物があらわされています。
実はこの、こどもの日のならわしは、「端午の節句」からきているのです。
この時期の菖蒲を、象徴としているんですね。
でも、5月上旬の植物って、菖蒲だけじゃなく、
他にも、ハナミズキなどを思い浮かべる人もいませんか?
わたしも、桜が散ったら、ハナミズキというイメージの方が強いです。
では何故、「端午の節句には菖蒲」という風習になったのでしょうか。
次に、この由来をみていきたいと思います☆
菖蒲湯の由来
5月5日の端午の節句は、男の子の節句ですよね。
実はこの風習の由来は、武家文化までさかのぼります。
鎌倉時代や室町時代では、
「菖蒲」を「勝負」や「尚武」とかけて、
男の子の節句として、祝うようになったそうです。
また、鋭くとがった菖蒲の葉っぱが、刀の形に似ていることから、
この菖蒲の葉を、端午の節句に飾るようになりました。
この時代から「菖蒲」をとても尊重していたのですね。
古来中国では、5月5日に邪気を払う風習があったそうですが、
この菖蒲を、薬草として使っていたそうです。
そこから日本に伝わって、
今日の風習として、定着していったようです。
そのため、「菖蒲の節句」とも呼ばれているんですよ。
菖蒲湯の正しい入れ方
こどもの日が近付くと、スーパーでも、
菖蒲の葉や茎がセットになって売られていますが、
実際にはどのように入るのが正しいのでしょう?
なんとなく、湯船に菖蒲を入れて、入っていた人もいるかと思いますが、
菖蒲湯の入り方には、次のように2パターンあるんです。
1…菖蒲の葉と茎を束ねていれる
2…菖蒲を刻んで、ネットなどにいれて入る
買ってきた菖蒲をそのまま入れるのも良いし、
刻んで入れることもOK!
菖蒲は、厄除けや身体を清める意味もありますが、
入れることでの、リラックス効果もあるんですよ♪
また長い葉を、
はちまきのように、頭にまく光景を見たことはありませんか?
実は頭に巻くのにも由来があって、
頭に巻くことで「頭がよくなる」という言い伝えもあります。
子供は喜びそうな入り方ですよね(^-^)
菖蒲湯は邪気を払うだけではなく、血行を促進するなど、
身体にとってさまざまな良い効能もあるので、
子供の日には家族で入ると良いですね☆
まとめ
この記事では、菖蒲湯の由来や入り方を紹介してきました。
菖蒲湯には、こどもの成長や厄除けが願われているのですね。
わたしも、頭に巻くことは知っていましたが、
「頭がよくなる」などの、言い伝えがあるのは知りませんでした(^_^;)
1年に1度しかない行事ですので、
ぜひ子供の日には、ゆっくり菖蒲湯につかって、
家族みんなで楽しんでみて下さいね♪
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今回の記事が快適な生活を送るお手伝いになれたら幸いです。
最後までお読み頂き有難うございました。