「うだつが上がらない」という言葉、
私自身が発したり直接耳にした記憶はありません。
ですが、テレビドラマの中だったり間接的に耳にする機会があります。
あまり良い意味ではないのだろうなと察してはいましたが、
この「うだつが上がらない」の言葉の語源・由来や正しい意味や使い方を知りたく調べてみましたので今回はこちらを紹介していきます。
うだつが上がらないの語源・由来とは?
「うだつが上がらない」には2つの有力な語源があります。
1つ目は:
家の屋根を作る時に柱と柱を繋ぐ梁の上に短い柱を立てます。
その短い柱を立てないと屋根を作ることができない構造です。
その短い柱のことを「うだち」と呼びます。
「うだち」が上げられない = 家を建てられない
家を建てられない = 裕福ではない
から「うだち」が「うだつ」に変わって「うだつが上がらない」という言葉が生まれたという語源があります。
2つ目は:
こちらも家繋がりなのですが、
その昔、家と家との境目の屋根の部分に火事が起きた時に火が燃え移らないように防火の目的で建てられた壁のことを「卯立(うだつ」といいます。
やはり、この卯立を建てるのにも裕福な家でお金に余裕が無いと建てることができません。
その流れから「うだつが上がらない」の語源となったともいわれています。
うだつが上がらないの意味は?
先の項で「うだつが上がらない」の語源・由来を説明しました。
先の説明で裕福な家庭でないと家を建てられない、防火壁を建てられなかったが分かりましたね!
現代でもお金が無ければ家を建てることができません。
昔も今も変わりませんね!
現代でいうと
お金に余裕が無い = 仕事ができない・出世していない・良い暮らしができない
上記のようなことを表す言葉として「うだつが上がらない」を使います。
うだつが上がらないの使い方
「うだつが上がらない」の語源、意味が分かったところで、
この項では言葉の使い方を例文で紹介します。
・貧乏暇無しでうだつが上がらないよ!
・万年平社員で出世も給料も上がらずで本当にうだつが上がらない!
・うちの息子はず~とフリーターでうだつが上がらない
・うちの旦那はうだつが上がらないからきっと一生アパート暮らしだわ!
という感じでこの記事を書いてる私も気分が下がってきてしまう程、マイナスなネガティブ感情になってしまう言葉です。
うだつが上がらないの言葉の注意点
先の項では「うだつが上がらない」の言葉の使い方として例文を紹介しました。
そこで、この言葉を使う点での注意があります。
それは自分自身に向けて使う分には問題ありませんが、
自分以外の人に向けて使うことは避けた方が良いでしょう。
「何様のつもりだ!」位の勢いで間違いなくトラブルを招く恐れがあります。
要注意な言葉です!
まとめ
今回は「うだつが上がらない」の語源・由来と意味や使い方、
また使うにあたっての注意点などを紹介しました。
正直、私自身はあまり使いたくないと思ってしまった言葉です。
だって、裕福でない、仕事ができない、出世しない、良い暮らしができない、のようなことを表す言葉ですよ!
嫌な感じしかしません!
語源と意味が分かっただけで十分ではないでしょうか?
この記事を読まれたあなたも、万一「うだつが上がらない」という言葉を使う時には自分自身に向けて使う時だけに限定しましょう!
今回の記事が快適な生活を送るお手伝いになれたら幸いです。
最後までお読み頂き有難うございました。