現在この記事を書いている時が全世界に新型コロナウィルス(COVID-19)が感染拡大している状況下にあります。
友人や知人と会うことを自粛しているのでメールやLINEで連絡をとっている状況です。
連絡のやり取りの最後に「コロナに感染しないよう”じゅうぶん”に気を付けて」と書いていた時に、アレ?このじゅうぶんは漢字で書いたら「十分」それとも「充分」のどちらなんだろう?という迷いがおきました。
そこで今回は「十分」と「充分」の意味の違いを調べましたので私の様に迷ってしまった!分からなくなってしまった方は是非参考にして頂けたらと思います。
十分の意味と使い方
まず最初は十分の意味と使い方を紹介します。
漢字の「十」を使う「十分」の場合は数字で表すことができる目に見えて分かる時に使います。
理科の実験の時に使ったビーカーを覚えていますでしょうか?
メモリが記載されたカップのような容器です。
あの容器に水が半分入っていたら五分入っていると表現しますよね?
ビーカーいっぱいに水が入っていたら十分入っていると表現します。
このように目に見えて表現できるものなどに使う時のじゅうぶんは「十分」という漢字を使います。
もっとイメージしやすい例だと、お腹いっぱいなった状態を十分食べたと表現するとします。
ダイエットしている時など少し減らした量の食事にした時に表現するのが腹八分目の量と「八分」を使います。
また、食べ過ぎた時などに使うのが十二分に食べたという「十二分」という表現をします。
このような感じで目に見える、量が想像できる時に使う漢字が「十分」です。
充分の意味と使い方
それでは「充分」という漢字の意味と使い方を紹介していきましょう。
この充分という漢字を使う時は気持ちや感情を伝える時に使います。
ですので「十分」の時のように目に見える、量が想像できる時に使うのとは異なります。
では充分という漢字を使う時の例を紹介します。
・充分楽しんだ
・充分リフレッシュできた
・充分満足した
など気持ちが満ち足りた時、感情を伝える時に使います。
ですので私がメールやLINEで「じゅうぶん気を付けて」と文章で伝える時には「充分気を付けて」と書けば良い訳ですね!
どっちか迷って分からない時は十分で良い!
先に「十分」と「充分」の意味と使い方を紹介しましたが、究極どちらを使うか迷ってしまった時は「十分」を使えば大丈夫です。
元々、文部科学省用字用語例では「じゅうぶん」はどちらの意味合いでも「十分」と書きます。
公文書でも「十分」です。
ですので迷った時には「十分」を使っておけば間違いはないということです。
まとめ
今回は「じゅうぶん」という言葉を漢字で書く時に「十分」なのか「充分」なのかの意味と使い方を紹介しました。
目に見える量や量が想像できる時には「十分」
気持ちが満たされる時や感情を伝える時などに使うのは「充分」になります。
もし究極、どちらが適しているのか分からず迷ってしまった時には「十分」を使っておけば大丈夫です。
今回の記事が快適な生活を送るお手伝いになれたら幸いです。
最後までお読み頂き有難うございました。